共働きの現役保育士です。
保育所の利用申請書や保育園からの書類において、「0歳児クラスは〇〇」「1歳児クラスは〇〇」などとしれっと書いてあるのを見て、「××歳児クラスって何歳よ?」と疑問に思った方も多いでしょう。
今回は、保育園でのクラスの年齢について解説していきますよ。
保育園でのクラスの呼び方一覧表
ひよこ組・パンダ組・そら組など、各クラスには園児にも分かりやすいような名前が付けられています。
そして、これら各保育園ごとに決められたクラス名の他、「××歳児クラス」「未満児クラス」「年少クラス」 など実に様々な呼び名が存在しています。
これらを一覧表にまとめると次の通りです。
小1・小2・小3のように名前が付いている小学校と比較して、保育園のクラスでは、「××歳児クラス」などと年齢が名前についています。
例えば、4月10日生まれで1歳児クラスに入園した子の場合、4月10日が来て2歳になってもクラス名は1歳児クラスなので紛らわしいです。
また、10月生まれで3月に0歳児クラスに入園した子の場合、4月2日が来ても0歳なのでもう一年0歳児クラスをすることになります。
0歳児クラスの場合、4月の一斉入園では大半の子は初登園となる一方、一部の子はすでに在園済み「0歳児クラスの中の先輩」となるのですね。
以上児・未満児って何?
幼稚園ではほぼ無関係ながら、保育園では多用される用語として、以上児・未満児というものがあります。
年少・年中・年長クラスをまとめて以上児、それ以下の年齢クラスを未満児と呼びます。
正確には、3歳以上児・3歳未満児です。
この以上児・未満児という呼び方は、厚生労働省の「保育所保育指針」においても、次のような使われ方をしており、保育士にとってはおなじみの用語です。
(ア) 3歳未満児については、一人一人の子どもの生育歴、心身の発達、活動の実態等に即して、個別的な計画を作成すること。
(イ) 3歳以上児については、個の成長と、子ども相互の関係や協同的な活動が促されるよう配慮すること。
引用:厚生労働省「保育所保育指針」
保育士にとってはおなじみの用語であるがゆえに、通常の保育中にも「以上児は〇〇保育室で保育中です。未満児は〇〇保育室で保育中です」などとしれっと使ってしまうことがありますね。
まとめ
保育園でのクラスの年齢について解説してきました。
クラスについて語る際、様々な呼び名があり保育士も気が付かずに分かりにくい方の呼び名を使ってしまうことがあります。
0歳児・1歳児っていつから?0歳児・1歳児クラスって何?と疑問に感じたら、保育士や行政の窓口にお気軽に確認して欲しいと思っています。
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