共働きの現役保育士です。
保育園での事故のニュースに不安になるお父さん・お母さんも少なくないのではないでしょうか。
これまで明らかになっている保育園での事故の事例について、現役保育士からの見解を付しながらまとめています。
保育園での事故とは
保育園での事故とは文字通り、保育園内で発生した事故のことです。
国は、保育園他、教育施設における事故の件数を、「教育・保育施設等における事故報告集計」でまとめています。
その定義によると、教育・保育施設等で発生した死亡事故、治療に要する期間が30日以上の負傷や疾病を伴う重篤な事故等としています。
※教育・保育施設等=認定こども園・幼稚園・保育所・地域型保育事業認可外保育施設・子育て短期支援事業・一時預かり事業・病児保育事業・子育て援助活動支援事業
保育園での事故は誰の責任
保育園で発生した事故はどこまでが保育園の責任になるのでしょうか。
登園時に保育士に子どもを引き渡した後、降園で保護者に引き渡すまでが保育園側の責任とされています。
このため、登園・降園の引き渡しは対面が基本となっています。
例えば、保育園の駐車場での事故の場合、子どもを保育園で預かった後の事故であれば保育中の事故とされ、預かり前であれば当事者同士で解決することが基本です。
保育園での事故事例・ニュース一覧
これまで報じられてきた保育園における事故の事例やニュースの一覧です。
2025年6月2日:<島根県出雲市>保育園の駐車場で1歳の男の子が乗用車にはねられ死亡
2025年5月31日:<佐賀県佐賀市>乳児院で母親が刃物で職員を襲い殺害
2025年1月24日:<茨城県土浦市>深夜4時までの認可外保育施設が改善勧告に従わず施設名公開
2023年7月25日:<和歌山県田辺市>託児所で生後5カ月の女の子がうつぶせのまま亡くなる
日付は教育保育施設等における事故の発生日もしくは報道された日です。
保育園での事故に関する情報
保育園での事故の件数や概要について参考になる情報を紹介します。
- 教育・保育施設等における事故情報データベース/こども家庭庁
- 教育・保育施設等における事故報告集計/こども家庭庁
まとめ
保育園内での事故といっても、場所や時間帯によって要因は様々です。
筆者個人としては、今後も一人の保育士として、子どもたちが安全に楽しく保育園に通えるよう工夫しながら保育を続けるだけと考えています。
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