絵本「パンどろぼう」は嫌い?意見を現役保育士が代弁

パンどろぼう嫌い

共働きの現役保育士です。

絵本のキャラクターを勝手にランキングした「絵本キャラクター人気ランキング2025」で堂々の1位となったのが、パンどろぼうとその仲間たちです。

子どもも大人も「かわいい」とパンどろぼうにはまっていく一方、パンどろぼうが嫌いという声があるのも事実です。

今回は、保育士の目線でパンどろぼうが嫌いという人はどのあたりを嫌いと言っているのか、声を代弁したいと思います。

パンどろぼうは嫌い?

見た目もかわいらしく、子どもにも大ウケなパンどろぼうですが、中には嫌いという方が一定数います。

子どもからは「パンどろぼう読んで!買って!」とせがまれる一方、大人は「読んで欲しくない・嫌いと思っている」というパターンですね。

理由のひとつが食べ物を食べて「まずい」と投げ捨ててしまうパンどろぼうに同感できないことでしょう。

パンどろぼうまずい

もりのパン屋さんから盗んだくせに、そのパンを食べて「まずい」と投げ捨ててますからね。

子どもたちに真似されては非常に困ります。

さらに第3作の「パンどろぼうとなぞのフランスパン」では、ネズミの天敵であるネコをやっつけるための秘策として、パン屋のおじさんが作ったおいしくないというクリームパンを使っています。

パンどろぼうなぞのフランスパン

「これをくらえー」とクリームパンをネコの口に投げ入れるのも、たしかに子どもたちには真似されては困りますね。

目次に戻る

嫌いだけど読んで!とせがまれたときは

お友達にもパンどろぼうファンが多く、保育園や幼稚園でも読み聞かせで登場すると、家でも「パンどろぼうが読みたい!欲しい!」となるのは当然です。

実際、「まずい」のシーンは子どもに大ウケなのですが、筆者の場合、保育園で読み聞かせするときにちょっとセリフを変えたりしています。

パンどろぼうまずい

「まずい」と書いてある通りには読まず、「わー、思ったのと違ったー」とか「めっちゃ固かった」とかですかねえ。

後は「まずい」のページも子どもたちに見せるけど、セリフを読まないとか。

年中・年長さんだと文字が読めるので、「せんせー、違うよー。”まずい”って書いてあるよー」と突っ込まれることもありますが、それはそれでOKです。

パンどろぼうの作者や出版社もその辺の意見を反映したのか、第4作「パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち」では、2ページぶち抜き変顔ページが「う・・うまい」になっています。

おにぎりぼうやのたびだち

第5作「パンどろぼうとほっかほっカー」では車に水をかけられびっしょりと濡れてしまったパンどろぼうのビジュアルになっています。

ほっかほっかー

作者や出版社の模索の様子が垣間見られますねえ。

目次に戻る

まとめ

保育士の目線でパンどろぼうが嫌いという人はどのあたりを嫌いと言っているのか、声を代弁してきました。

パンどろぼうファンに向けては、パンどろぼうの人気の秘密を下の記事で大解剖していますので、合わせてお読みくださいね。

この記事へのコメント

タイトルとURLをコピーしました