子育てをしていると、次から次へと必要になる育児グッズ。
しかし実際には、「短期間しか使わない物」ばかりというのが現実です。
- 数ヶ月でサイズアウトする服
- すぐ飽きるおもちゃ
- 一度しか使わないセレモニー用品
そのたびに買っていては、出費だけでなく、収納場所や片付け・処分の手間も増えてしまいます。

実は、保育士として数々の育児グッズを見ていると、
“全部そろえる必要はない”子育て用品が非常に多いです。
この記事では、
✔ 子育て用品を「買わない」考え方
✔ レンタル・代用・中古の使い分け
✔ 本当に必要なものの見極め方
を、実体験ベースでわかりやすく解説します。
「買わない」という選択は、節約だけでなく、家事や収納の負担を減らし、子育てをラクにする時短術でもあります。
共働き家庭の時短術全体を知りたい方は、時短育児のアイデアまとめをご覧ください。
▶共働き子育ての毎日をラクにする方法まとめ
子育て用品を買わないと育児がラクになる理由
子育て用品は「必要だから買うもの」と思われがちですが、実際には買わなくても困らないケースが多いのが現実です。
ここでは、その理由を具体的に解説します。
使用期間が短すぎる

子育て用品の最大の特徴は、使用期間の短さです。
例えば、
- ベビーベッド → 約6ヶ月〜1年
- バウンサー → 数ヶ月
- 新生児服 → 数週間〜数ヶ月
- おもちゃ → 数日〜数ヶ月
このように、「必要な期間」は限られているにもかかわらず、購入すると使い終わった後の扱いに困るケースがほとんどです。

1年は使うと思って買ったベビーベッド。
まさかの6か月からのつかまり立ちで、一気に落下のリスク要因に。
さらに、使わなくなった後は
- 売る
- 捨てる
- 保管する
といった手間も発生します。
買うたびに収納場所を考えたり、処分方法を調べたりする時間も必要です。
短期間しか使わない物ほど、「借りる」という選択が家事の負担軽減につながります。
成長で合わなくなる
子どもは想像以上のスピードで成長します。
- 好みが変わる
- サイズが変わる
- 興味が変わる
結果として、買ったのに使わないものが増えるという状況になりがちです。
子どもの成長に合わせて買い替えを繰り返すより、必要な期間だけ使えるサービスを利用した方が管理もしやすくなります。
収納コストが高い
見落としがちですが、意外と大きいのが「収納コスト」です。
育児グッズが増えると、
- 部屋が狭くなる
- 片付かない
- 探し物が増える
といったストレスにつながります。
特に、
- 大型おもちゃ
- ベビー用品
- シーズン物(防寒具など)
は場所を取りやすく、生活の快適さに直結します。
家に物が少ないほど掃除や片付けがラクになります。
これは忙しい共働き家庭にとって大きなメリットです。
子育て用品を買わない4つの方法
「買わない」といっても、我慢する必要はありません。
子育て用品には、買う以外の選択肢があります。
| 方法 | 収納 | 初期費用 | 管理しやすさ |
|---|---|---|---|
| 購入 | △ | 高い | △ |
| レンタル | ◎ | 低い | ◎ |
| 中古 | ○ | 安い | ○ |
| 代用 | ◎ | 0円 | ◎ |
①レンタル(最も失敗しない)
最もバランスがよく、誰でも取り入れやすいのがレンタルです。
レンタルのメリットは、
- 必要な期間だけ使える
- 合わなければ返却できる
- 保管スペースが不要
という点です。
特に以下はレンタルとの相性が抜群です。
- ベビーベッド・バウンサー
- セレモニー用品
- 高額なおもちゃ
「使い終わったら返すだけ」なので、収納や処分を考えなくて済むのもレンタルの大きな魅力です。
「買う前に試す」という使い方もできます。
②サブスク(手間ゼロ)
サブスクは、定期的に交換してくれるサービスです。
- 年齢に合ったものが届く
- 使い終わったら返すだけ
- 管理の手間がほぼゼロ
特におもちゃとの相性が良く、「飽きる問題」を自然に解決できます。
また、共働き家庭では、「何を買うか悩む時間」が減るのも大きなメリットです。
おもちゃの他、共働き家庭が頼れるサブスクについてはこちらの記事でまとめています。合わせて参考にしてください。
※サブスクは便利ですが、「自分で選びたい人」には向かない場合もあります。
③中古・お下がり
コストを抑えたい方には有効な選択肢です。
- 使用期間が短い → 状態が良い物が多い
- 価格が安い
ただし、
- 衛生面
- 破損
- パーツ不足
には注意が必要です。
「短期間しか使わない物」を中古にすると、コストだけでなく処分への心理的負担も減らせます。
④代用する(保育園でも実践している方法)
保育園では、すべて専用品を使っているわけではありません。
家庭でも、まずは代用できないか考えると物が増えにくくなります。
●おむつ用ゴミ箱
代用:蓋付きバケツ+消臭袋
家庭でも十分対応可能です。
私が勤務してきた保育園でも、家庭用のおむつ専用ゴミ箱のような高価な製品は使っていませんでした。
蓋付きのバケツと消臭袋を組み合わせるだけでも十分対応できる場面が多く、専用品が必須だと感じたことはほとんどありませんでした。

ただし、保育園ではおむつを捨ててよいゴミ箱を決めています。1か所にするだけでだいぶ違う。
家庭では、
- 夏場
- 集合住宅
ではニオイ対策が必要でしょう。
👉「ニオイが気になる場合は専用ゴミ箱が安心」
●おむつ替えシート
代用:大判タオル・お風呂マット
保育園では、おむつ替えシートとしてお風呂マットなどを使っていることが多いです。
汚れたら拭く or 洗うが簡単な上、厚みがあるので子どもが背中が痛くないです。
さらに、出すだけなのでシートを敷くよりも準備が早いですね。
👉外出時だけ使い捨てを使うのがおすすめ
●おしりふきウォーマー
よっぽどの寒冷地ではない限り、なくても問題ありません。
私が保育してきた子どもたちの中でも、おしりふきウォーマーを使っている家庭は少数でした。

”冷たっ!”という反応があるときは、手でおしりふきを3秒くらい挟んで温める。文字通り「手当て」です。
おしりふきがあたたかいことよりも、拭き残しがないことの方が重要ですね。
ただし、
- 冬生まれ
- 敏感な子
👉この場合はあると快適です。
短期間だけ使うならレンタルもありです。
子育て用品を増やさない3つのコツ
子育て用品は、一度増えるとなかなか減らせません。
場所を圧迫するだけでなく、掃除や片付け、使わなくなった後の処分にも時間がかかります。
そこで意識したいのが、「買う前に少し立ち止まって考えること」です。
次の3つを習慣にするだけで、本当に必要な物だけを選びやすくなり、家事や管理の負担も軽くなります。
必要になってから買う
「いつか使うかも」と思って先に買った物ほど、結局使わなかったり、子どもの成長に合わなくなったりすることがあります。
育児用品は必要になったタイミングでも十分間に合うものが多いため、慌てて買いそろえる必要はありません。
使う期間を考える
購入する前に、「この用品は何か月くらい使うだろう?」と考えてみましょう。
使用期間が短い物ほど、レンタルや中古、お下がりの方が合理的な場合があります。
反対に、長く使う物やきょうだいで使う予定がある物は、購入した方が結果的に満足できることもあります。
レンタルやサブスクが利用できないか調べる
購入を決める前に、一度レンタルやサブスクがあるか調べる習慣をつけるのもおすすめです。
必要な期間だけ利用できるため、収納場所や処分を考える必要がなく、子どもに合わなかった場合の失敗も少なく済みます。
「まずは借りられないか調べる」を習慣にするだけでも、家の中に物が増えにくくなります。
ジャンル別「買わなくていい物」一覧
ここでは、具体的に「買わなくても困らないもの」を紹介します。
おもちゃ(プラレール・プリキュア・メルちゃん)
おもちゃは特に「買わなくてもいい代表例」です。
理由はシンプルで、
- 飽きるのが早い
- 新しいものを欲しがる
- 場所を取る
例えば、電車系やキャラクター系のおもちゃは一時的に強くハマりますが、ブームが終わるとほとんど遊ばなくなります。
保育園でも子どもの興味は数週間から数か月で大きく変わります。
以前は毎日遊んでいたおもちゃでも、ある日を境に見向きもしなくなることは珍しくありません。

先週までアンパンマン。今週からマイメロちゃんに移行かーー?!というのはあるある。
👉解決策
- サブスク
- 中古
遊ばなくなったおもちゃを収納し続けなくて済むのもレンタルやサブスクのメリットです。
セレモニースーツ・ドレス
入園・卒園・七五三などで必要になりますが、着る回数は数回程度です。
さらに、
- サイズがすぐ変わる
- 保管が面倒
👉完全にレンタル向きです。

妹にお下がりできるから卒園用にドレス買っちゃいました。
と嬉しそうだったが、2年後、卒園を控えた妹はクラスで身長&体重ナンバーワンに成長を遂げてしまいお下がりできず・・というのは実話です。
セレモニースーツ・ドレスや着物は子ども専門のレンタルサービスを利用した方が良いでしょう。
子ども服
子ども服は消耗品です。
- すぐサイズアウト
- 汚れる
- 破れる
「たくさん買う」より「必要な分だけ持つ」が合理的です。
中古やお下がりも活用しやすいジャンルです。
サイズアウト後の保管場所を考えなくて済みます。
靴
服と同様に靴も消耗品です。
- すぐサイズアウト
- 汚れる
- 買っても合わないことがある
子どもの靴を洗ったり、何足も管理するのが嫌という場合は子供靴を借りるという手もあります。
月に1足レンタルで月額2,480円、3足なら月額3,700円。
買うより安いですね。
ランドセル
卒園後、子どもたちがランドセルを持って保育園に遊びに来てくれます。
ただ、しばらくするとランドセルは重かったり扱いにくいと感じる子も多いようで、2学期が始まる頃にはリュックに変更する子もいます。
新1年生のランドセル姿はかわいいですが、まずは
- 中古
- リメイク
- レンタル
などで様子を見て、大丈夫そうなら新品を購入するのもおすすめです。
無理に新品を買う必要はありません。
「使わなくなった後どうするか」まで考えて選ぶと失敗しにくくなります。
車(番外編)
子育て=車必須と思われがちですが、所有する必要があるとは限りません。
- 維持費(駐車場・保険・車検)が高い
- 使用頻度が低い家庭も多い
カーリース・レンタカーで十分なケースも多いです。
保育園送迎に使える車がない家庭の対策はこちらでまとめています。
子育てをラクにするレンタル・サブスクサービス
ここでは実際に使いやすいサービスを紹介します。
●おもちゃのレンタル
●ベビー用品レンタル
●セレモニースーツ
レンタルやサブスクの失敗しない選び方
衛生面
レンタルや中古を利用する際は、清掃・消毒の体制を確認しましょう。
返却条件
- 返却期限
- 延長料金
- 破損時の対応
料金比較
「安いかどうか」ではなく、トータルコストで判断することが大切です。
「買わないこと」が目的ではなく、「育児の負担を減らすこと」が目的です。
価格だけでなく、返却や管理の手間も含めて選びましょう。
こんな人は購入の方がいい
すべてを買わない必要はありません。
- 長期間使う予定がある
- きょうだいで使う
- 使用頻度が高い
この場合は購入の方が合理的です。
毎日使う物や長期間使う物は、購入した方が結果的に手間が少なくなることもあります。
まとめ
子育て用品は、すべて揃える必要はありません。
むしろ大切なのは、
「本当に必要なものだけ持つこと」
- レンタル
- サブスク
- 中古
- 代用
を上手に使い分ければ、
無駄な出費もストレスも大きく減らせます。
子育て用品は「買う」だけが正解ではありません。
レンタル・サブスク・中古・代用品を上手に取り入れることで、収納や片付け、処分の負担が減り、忙しい毎日の家事もラクになります。
「これは本当に買う必要がある?」と一度立ち止まって考えることが、時短につながる第一歩です。
育児をラクにするグッズやサービスをまとめて見たい方は、時短育児のアイデアまとめをご覧ください。



