共働きの現役保育士です。
保育園のお昼寝(午睡)で使うお布団。
先生たちがどのようにお布団を準備するのか段取りが分からないこともあり、どんな布団が良いのか迷ってしまいますね。
今回は、現役の保育士目線でありがちな布団の買い間違い例を紹介していきます。
無駄な買い物をしないように是非チェックしてみてくださいね。
保育園からの指定を無視して買ってしまう
入園時の書類などに保育園で使う布団についての指定が書いてある場合があります。
サイズは◯◯センチ程度とかチャックで締めるタイプの布団カバーでとか、保育園によって指定は様々です。
その中には一見すると謎ルールに思える指定があるかもしれません。
ただ、例えば次のように何らかの理由があるため、是非指定を守った布団を準備していただきたいです。
- ポリエステルは駄目→化繊アレルギーの子がいる・汗を吸わないなどが理由
- サイズや厚みの指定が超細かい→布団の仕様が揃うことで押し入れに入れやすくなるなど、保育士の負担の軽減が目的
厚すぎる・大きすぎる布団を買ってしまう
布団のサイズの指定がない場合でも、大きすぎない・厚すぎない布団がおすすめです。
敷ふとんで横70cm×縦120cm程度が平均的です。
このサイズだと年長さんは足が飛び出して寝にくいのでは?と思いますが、年長さんは体力が付いてくるので、そもそも昼寝の時間に眠っていない子が多い!
体がすっぽり入ることよりも注目してほしいのが、布団を自分で持って移動することができるかです。
保育園では2歳児クラスあたりから午睡後、自分で布団を2つに折って押入れまで運ぶという活動を行います。大きすぎたり厚すぎる布団は自分で布団をしまうという活動に支障が出てきてしまうのです。
お友達ができることが自分だけできないと子どもも残念に思ってしまうため、重すぎる布団や大き過ぎる布団はおすすめしません。
枕など余計な物まで買ってしまう
保育園の昼寝用布団セットなどでよく枕付きのものが販売されていますが、園から指定がない限り枕は不要です。
特に0-1歳児は窒息の原因の一つにもなるため、枕は推奨しません。
2歳児以上でも枕をして寝たとしても1分後には寝返りして、枕はどこへやら・・
自宅と異なり保育園では、川の字ならぬオセロの版状態で布団を敷き詰めてお友達と昼寝するため、枕などの備品の管理が難しいのが現状です。
保育園用布団のセット販売では実際は使わないものまで付いてくることがあるため、要注意です。
布団カバーは紐よりファスナータイプを
布団カバーは紐で締めるタイプとファスナーで締めるタイプとがあります。
保育園から指定がないのであれば、ファスナータイプをおすすめします。
理由は、上記で紹介したとおり保育園では2歳児でも子どもが自分で布団をしまう活動を行うため、紐タイプだと頑張って運んでいるうちに隙間から中身が飛び出してしまうことが。
また、紐に足が引っかかる可能性もあり危険という理由もあります。
勤務先の1歳児が使っていて良いなと思った布団カバー。
選定ポイント:かなり柔らかく夏はサラッと冬でも冷たくない。ファスナータイプ
小さすぎる布団袋を買ってしまう
週末に布団の持ち帰りをする保育園が多いはずです。その際に布団を入れる袋を忘れずに準備しましょう。
おすすめしたいのが、布団袋付きの昼寝布団セットを買うよりも、布団袋だけ大きめのものを単品で買うことです。
布団に付属の布団袋は、その布団1組だけがぴったり入るサイズなので、他の布団は入らなかったりします。また、これからきょうだいができた場合などは、2人分を1つの布団袋に入れられた方が遥かに便利。
布団を入れるときに床に置かなくてはいけないスクエア型ではなく、下のような立ったままで布団が入れられる手提げタイプがおすすめです。
布団の持ち帰りや週明けの布団準備を保護者が行う園も多いですが、混雑する登園・降園時間帯に布団の出し入れを行わなくてはならないため、床に布団袋を置くスペースも時間もないのですよね。
スムーズに出し入れできる布団袋かどうかが鍵ですよ。
まとめ
保育園のお昼寝で使うお布団について、現役の保育士がありがちな買い間違い例を紹介しました。
保育の現場に立つ保育士から見ると、布団を販売する布団メーカーが必要だと思う物と、実際に必要な物とは乖離があると思います。
無駄な買い物はせず、子どもの保育園生活の助けとなるようなお布団を探してみてくださいね。
購入した布団を保育園にどのように持って行くのか・持ち帰るのかは以下の記事でまとめています。
また、布団以外の保育園の持ち物や名前付けの方法については、以下の記事を参考にしてくださいね。
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