「2歳から可」保育園でやってる料理のお手伝い10選を保育士が紹介

共働きの現役保育士です。

「お手伝いとして料理をさせると良い」「子どもと一緒に料理をすると良い」などという話を聞いた方もいるかもしれません。

でも、2歳・3歳の子どもでもできるの?何をすれば良いの?という疑問が湧いてきますね。

今回は、実際に保育園の2歳児・3歳児がやってる食育を参考に、家庭でもできる料理のお手伝いを紹介していきます。

どれも家庭でもいつでもできることばかりなので、お手伝いに気軽に取りいれてみてくださいね。

お手伝いで料理をする効果

子どもがお手伝いで料理をすることには、様々な効果があります。

生活スキルの向上

  • 食材の名前や色を覚えることで語彙が増える
  • 段取りをつける論理的思考を育む
  • 自分で考える力が身につく

コミュニケーション能力の向上

  • 親子のふれあいが増える
  • 家族としての絆が強まる

自己肯定感の向上

  • 家族の一員であることを実感できる

その他、好き嫌いが多い子の場合は、食材を自分の手で触ることで好き嫌いが減るなどの効果も期待できますね。

食に関する知識や技能を身につけ、健全な食生活を実践できる力を育むことを目的とした教育を食育と言います。

子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けることができるよう、学校においても積極的に食育に取り組んでいくことが重要となっています。

食育って何?/文部科学省

保育園でも食育という名のもとに、2歳児から料理に関わる時間を設けていますよ。

料理のお手伝いは簡単でOK

子どもと一緒に料理をするというと「一品完成するところまで子どもがしないといけないの?」などと誤解しがちです。

子どもの料理と言っても難しいことではなく、保育園の食育では年齢に応じた活動をしていますよ。

今回は、保育園でもやっている食育のうち、材料3つ以下でできる簡単なレシピ・方法を紹介していきますよ。

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2歳・3歳児ができる料理のお手伝い

料理というほどではないけど、何より食材に触れることが大切。
保育園の2歳児・3歳児クラスで実際にやっている料理のお手伝いを紹介していきます。

こんにゃくちぎり

こんにゃくを手でちぎっていくだけです。

こんにゃくちぎりのお手伝い

これだけなのですが、五感を刺激された子どもたちからはいろいろな声が聞こえてきます。

園児(女の子)
園児(女の子)

くさーい。

園児(男の子)
園児(男の子)

ぐにゃぐにゃしてるー。

子どもと一緒にちぎったこんにゃくは、煮物や炒め物として調理しましょう。

コンロの前に立てる年齢なら、調理も一緒にすると楽しいですね。

えのきをほぐす

しめじやえのきを手でほぐすのも立派な料理のお手伝いです。

きのこほぐし手伝い

きのこを食べる機会があっても、きのこに触れる機会はわざわざ作らないと得られません。

生のきのこは独特の香りがすることは、実際に触ってみないと分からないことですよね。

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おにぎりを握る

おにぎりを作るときはラップにご飯を入れて、ラップの上から握ったりしますね。

保育園のおやつがおにぎりの日。

保育園では、おにぎりが握れるようになる年齢のクラス用には、あえて握らずにラップにご飯を乗せただけものを配膳していますよ。

「いただきます」をしたら、子どもたちが好きな形に握ってから食べます。

握る前の状態のものを子どもに渡すだけなので準備要らずでしょう。

園児(男の子)
園児(男の子)

まんまるおにぎりにしたー。

円盤状にしたり、三角形に挑戦したり、てるてるぼうずのように握ったりと、子どもたちも楽しそうです。

園児(女の子)
園児(女の子)

わたしはぺっちゃんこおにぎりー。

バター作り

クリーム(植物性脂肪が入っていない乳脂肪だけのもの)をふた付き容器に入れて、ひたすら振り続けると、なんとバターになります。

バター作りでお手伝い

参考:クリームをふってバターを作ってみよう/明治乳業

出来上がったバターは、ホットケーキやパンに塗ってたべましょう。

振り続けるのには根気がいりますので、ママ・パパと交代しながら頑張って。

容器を振るだけなので部屋が汚れずに済むため、保育園では保育室内でやっています。

玉ねぎの皮むき

保育園では2歳児の初めてやる食育で登場するのが、玉ねぎの皮むきです。

1歳児でもできますね。

むいた後の皮が散らばってしまうのが難点ですが、一番簡単な料理のお手伝いの一つです。

にんじんの皮むき

ピーラーを使ってニンジンの皮をむいていきます。

ピーラーとはいえ刃物を使うので、保育園では4歳児クラスから行うことが多いでしょうか。

園児(男の子)
園児(男の子)

左手を置く位置が難しいね。

丸いままのニンジンは滑るので、縦半分に切ったものを子どもに渡すと良いでしょう。

ピザ

ピザといっても餃子の皮にピザソースを乗せ、ピーマンととろけるチーズをのせるだけです。

オーブンに入れて焼いて、できあがり。

トッピングのやり方に個性が出て、おもしろいです。

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クッキーの型抜き

おやつ系は保育園でも人気が高い食育活動です。

3歳児クラスからクッキーの型抜きをしますが、きれいにできたと皆大盛り上がり。

保育園では生地は調理師が作る手作りですが、家庭では市販のクッキー素材を使うと楽ですね。

カレー作り

保育園での食育で主に年長が取り組むのがカレー作りでしょうか。

カレー作りのお手伝い

人参や玉ねぎ、じゃがいもの皮をむくところから包丁で切るところまでを子どもたちが行っています。

包丁を使うときに手を切る可能性があるので、軍手を着用すると万全ですよ。

なお、カレー作りの場合は、前日にスーパーに行き、野菜を買うところからがスタートです。

園児(女の子)
園児(女の子)

クラス全員20人で買うのは、玉ねぎ10個、ニンジン10本。

園児(男の子)
園児(男の子)

スーパーで一人1つ野菜を手にし、会計をする。
一人ずつバラで会計してくれるんだ。
スーパーの方々の協力があってこそだね。

食材の流通から調理、食べる消費までの一連の流れを見ることも、子どもが料理のお手伝いをすることの意義なのかなと思います。

トウミョウ(豆苗)を育てる

保育園の保育室の手洗い場の上に、トウミョウの種を入れたタッパーが置かれていたりします。

料理の手伝い「とうみょう」

水をかえながら7日~10日もすれば生い茂るトウミョウに。

園児(男の子)
園児(男の子)

お部屋の中で簡単に育てられる。
土要らず。

収穫してそのまま食べるのも立派な料理ですよね。

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まとめ

保育園でもやっている食育を参考に、2歳からできる料理の手伝いのヒントを紹介してきました。

2歳・3歳といえど、想像するよりいろいろなことができるので、時間があるときにチャレンジしてみてくださいね。

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