夜中のミルクがしんどすぎる人へ|ミルク作り・調乳を楽にする時短方法7選【保育士が解説】

ミルク作りを時短するには
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夜中のミルク作りって、正直「時間」よりも「眠さとストレス」がつらいですよね。

赤ちゃんが泣いている中で、

「お湯を用意して」
「粉ミルクを量って」
「溶かして」
「冷まして……」

と何工程もこなすのは、寝不足の時ほど大変です。

夜中のミルク作り

特に夜中の授乳が何度もある時期は、「少しでもミルク作りを楽にしたい」と思うのは当然です。

私は保育士として、毎日の調乳を経験してきました。

この記事では、ミルク作り・調乳を時短する方法を、すぐできる工夫から道具やサービスを使う方法まで紹介します。

「夜中のミルクを少しでも楽にしたい」という方は、できそうな方法から1つ試してみてください。

ミルク作りはなぜ時間がかかる?時短できるポイントを確認

粉ミルクを作るときは、単純に「粉をお湯に溶かす」だけではありません。

調乳手順

一般的には、次のような工程があります。

  1. 哺乳瓶などの器具を準備する
  2. 必要な量の粉ミルクを計量する
  3. 適切な温度のお湯を用意する
  4. お湯を入れて粉ミルクを溶かす
  5. できあがり量まで調整する
  6. 赤ちゃんが飲める温度まで冷ます
  7. 温度を確認して飲ませる
  8. 授乳後に哺乳瓶などを洗浄する

この中で、時短しやすいのは主に、

  • お湯を用意する時間
  • 粉ミルクを計量する時間
  • ミルクを冷ます時間
  • 夜中に必要なものを探す時間
  • ミルクを作る工程そのもの

です。

つまり、安全な調乳方法を省略するのではなく、「準備や道具によって減らせる時間」を減らすのがポイントです。

ミルク作り・夜中のミルクを楽にする時短方法7選

ここからは、ミルク作りを楽にする方法を7つ紹介します。

「できるだけお金をかけたくない」「夜中だけ楽にしたい」「ミルク作りそのものを減らしたい」など、家庭に合う方法を選んでください。

① ミルクを冷ます方法を工夫する

粉ミルクを作るとき、意外と時間がかかるのが「冷ます工程」です。

70℃以上のお湯で調乳した場合、赤ちゃんが飲める温度まで冷ます必要があります。

ここを少しでも早くしたい場合は、哺乳瓶の外側を水などで冷やす方法があります。

例えば、深めの容器に水を入れ、その中に哺乳瓶を入れて冷やします。

深型キッチンポット
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ステンレス製のキッチンポットなど、哺乳瓶を入れる容器を用意しておくと、夜中でもすぐに使えます。

冷却用の容器をあらかじめ決めることで、「どうやって冷やそう?」と考える時間が減らせます。

ただし、ミルクを早く冷ますために調乳方法そのものを自己流に変更するのは避けましょう。

使用する粉ミルクの説明や自治体・医療機関などの案内に従い、安全な方法で調乳してください。

② 液体ミルクを使う

夜中のミルク作りをとにかく楽にしたいなら、液体ミルクも便利な選択肢です。

特に、

  • 夜中に何度も起きる
  • 寝不足でミルク作りがつらい
  • 外出時にもミルクを簡単に準備したい
  • 一時的に調乳の負担を減らしたい

という方に向いています。

夜中の3時に赤ちゃんに泣いて起こされたとき、

「お湯を準備して……」
「粉ミルクを量って……」
「冷まして……」

という工程を減らせるだけでも、精神的な負担はかなり違います。

液体ミルクには、哺乳瓶に移して使用するタイプだけでなく、専用のアタッチメントを使ってそのまま授乳できる商品もあります。


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お湯を用意する・粉を量る・溶かす・冷ますといった工程を減らせるのが液体ミルクの大きなメリットです。

ただし、

  • 粉ミルクより割高になりやすい
  • 赤ちゃんによっては好みが合わないことがある
  • 開封後の取り扱いに注意が必要

などのデメリットもあります。

そのため、毎回液体ミルクにするのではなく、「夜中だけ」「外出時だけ」など使い分ける方法もあります。

③ 夜中に使うものを事前に準備しておく

夜中のミルクを楽にするなら、「赤ちゃんが泣いてから準備するものを減らす」のも効果的です。

例えば、

  • 哺乳瓶
  • 乳首
  • ガーゼ
  • タオル
  • ミルクを作る場所
  • お湯を用意するための道具

など、夜間授乳に必要なものをまとめておきます。

授乳のたびに、

「哺乳瓶はどこ?」
「ガーゼがない」
「ミルクを作る場所まで移動しないと……」

となると、それだけで負担になります。

夜中に使うものを一か所にまとめておくだけでも、動きがかなりシンプルになります。

特におすすめなのが、夜間授乳セットを作ることです。

夜間調乳セット

例えば、かごなどに必要なものをまとめておけば、夜中に赤ちゃんを抱っこしたまま何度も移動する必要がなくなります。

ただし、粉ミルクや調乳済みのミルクについては、「夜中に楽だから」という理由だけで自己判断で作り置きしないようにしましょう。

保存方法や使用時間については、使用している粉ミルクや液体ミルクの表示・メーカーの指示に従うことが大切です。

 ④ 粉ミルクの計量を楽にする

粉ミルクを作るとき、毎回地味に時間がかかるのが計量です。

特に赤ちゃんが成長して、

「180ml」
「200ml」
「240ml」

など、作る量が増えてくると、付属スプーンですり切って何度も入れる作業が面倒になります。

例えば、1杯が20ml相当のスプーンなら、240mlでは12回計量することになります。

夜中に眠い状態で、

「今何杯入れたっけ?」

となるのも避けたいところです。

そこで、使用している粉ミルクのメーカーが認めている計量方法・付属品などを確認したうえで、計量回数を減らせる大きめの調乳スプーンを使う方法があります。

大型だけど哺乳瓶に入る
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大きめのスプーンなら、毎回何度もすり切る作業を減らせます。

ただし、粉ミルクはメーカーによって計量方法が異なる場合があるため、自己判断で粉と水の割合を変えず、使用している商品の表示に従ってください。

⑤ 自動調乳器を使う

「ミルク作りそのものを減らしたい」という方には、自動調乳器も選択肢になります。

自動調乳器には、設定した量・温度に合わせて調乳をサポートしてくれるタイプがあります。

ミルク作りの、

  • お湯を準備する
  • 粉ミルクを計量する
  • 混ぜる
  • 冷ます

といった工程の負担を大きく減らせるのが魅力です。

特に、

夜中のミルクが1日に何度もある家庭

では、毎日繰り返す作業を減らせるメリットが大きくなります。

一方で、価格や設置場所、洗浄・メンテナンスなどを考える必要があります。

また、すべての機種が同じ使い方をできるわけではありません。

購入する場合は、対応する粉ミルク、調乳方法、温度設定、洗浄方法などを確認してから選びましょう。

ただし、「粉ミルクの計量は自分でできるから、お湯の準備や温度調整だけラクにしたい」という方なら、完全な自動調乳器までは必要ないかもしれません。

そんな場合は、調乳・電気ポットの「MILK MATE(ミルクメイト)」という選択肢もあります。

ミルクメイトは粉ミルクを自動で計量する商品ではありませんが、設定した温度・量のお湯をワンタッチで給水できます。

「ミルク作りを全部自動化したい」のか、「お湯の準備だけラクにしたい」のかで、選ぶ商品は変わります。

ミルクメイトのデメリット・口コミ・使い方を詳しく見る

自動調乳器について詳しく比較したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

⑥ ウォーターサーバーを使う

ミルク作りの「お湯を用意する」「ミルクを冷ます」という時間を減らしたい場合は、ウォーターサーバーを使う方法もあります。

ウォーターサーバーは、温水・冷水をすぐに使えることがメリットです。

ただし、ミルクに使用できる温度や水については、ウォーターサーバーのメーカーの案内と粉ミルクの表示を必ず確認してください。

ミルク作りだけを目的にするとコストが気になることもありますが、

  • 大人のコーヒーやお茶にも使う
  • 子どもの飲み水にも使う
  • 日常的にお湯を使う

という家庭なら、ミルク以外にも活用できます。

私自身もコーヒーをよく飲むので、ミルク作りだけでなく大人の飲み物用としても使える点は便利だと感じます。

ウォーターサーバーを使ったミルク作りについて詳しくはこちらの記事で解説しています。

⑦ 「夜中だけ」時短アイテムを使う

ここまで紹介した方法をすべて取り入れる必要はありません。

むしろ、私は「一番つらい時間帯だけ楽にする」方法がおすすめです。

例えば、

  • 昼間はいつもの粉ミルク
  • 夜中だけ液体ミルク
  • 外出時だけ液体ミルク
  • 夜間授乳だけウォーターサーバーを活用する
  • 夜中だけ自動調乳器を使う

などです。

毎回すべてを時短しようとすると、お金も手間もかかります。

「夜中の3時だけがつらい」という家庭なら、そこだけ負担を減らす方が現実的です。

夜中のミルクを事前に準備するなら?「作り置き」はどうなの?

夜中のミルクが大変だと、

「寝る前に粉ミルクを哺乳瓶に入れておけばいいのでは?」

「ミルクを作って冷蔵庫に入れておけばいいのでは?」

と考えることもありますよね。

確かに、夜中に必要なものを先に準備しておけば、起きてからの工程を減らせます。

ただし、粉ミルクや調乳済みのミルクを自己判断で作り置きするのはおすすめできません。

粉ミルクは無菌ではないため、調乳時の衛生管理や保存方法が重要です。

また、調乳後のミルクは、使用している商品の表示やメーカーの案内に従って取り扱う必要があります。

そのため、

「夜中に楽をするために、調乳済みミルクを自己判断で作り置きする」

のではなく、

「夜中に調乳するための準備をしておく」

という考え方がおすすめです。

例えば、

  • 哺乳瓶などをすぐ使える状態にしておく
  • 夜間授乳セットをベッドの近くにまとめる
  • 必要なものを一か所に置いておく
  • お湯をすぐ使えるように準備する
  • 液体ミルクを必要なとき用に用意しておく

などです。

「作っておく」のではなく、「作るための準備をしておく」だけでも、夜中の負担は減らせます。

保育園では、新しい粉ミルクの缶を開封したら、開封日を蓋に明記しています。

園児(0歳)
園児(0歳)

缶の上に、マジックで日にちを書いているな。

さらに、粉ミルクの缶を開けるのは哺乳瓶に粉を計量して入れるときだけ。
あらかじめ入れておくようなことは一切しません。

ただ、調乳に必要なものは所定の場所に準備しておきますよ。

ミルクを水で割れば時短できる?安全のために避けたい方法

「ミルクを水で割れば早く飲めるのでは?」

「冷ます時間を短くするために、水を多めに入れればいいのでは?」

と考える方もいるかもしれません。

しかし、粉ミルクは決められた濃度で調乳することが大切です。

時短のために粉ミルクと水・お湯の割合を自己判断で変えるのは避けましょう。

また、粉ミルクの調乳では、使用する水や温度、器具の衛生管理などにも注意が必要です。

厚生労働省は、乳児用調製粉乳について、粉ミルクを溶かす際には70℃以上の湯を使用することなどを案内しています。

そのため、

「どうすれば早く作れるか」

だけではなく、

「安全な調乳方法を守りながら、どの工程を減らせるか」

という考え方が大切です。

ミルク作りの時短方法を比較

ここまで紹介した方法を簡単に比較してみます。

ここまで紹介した方法を簡単に比較してみます。

方法時短効果費用夜中の授乳との相性
ミルクを冷ます方法を工夫★★☆
液体ミルク★★★
夜間授乳セットを作る★★☆ほぼ0円
大きめの計量スプーン★★☆
自動調乳器★★★
ウォーターサーバー★★★中〜高
夜中だけ時短方法を使う★★★方法による

「なるべくお金をかけたくない」という方は、まず夜間授乳セットを作る・冷ます方法を工夫するところから。

「多少お金をかけても夜中を楽にしたい」という方は、液体ミルク・自動調乳器・ウォーターサーバーなども検討できます。

夜中のミルクがしんどいなら、全部頑張らなくて大丈夫

夜中のミルク作りは、1回だけなら何とかできても、それが毎日何度も続くとかなりの負担になります。

しかも、赤ちゃんが泣いている状態で急いで作ることになるので、昼間よりもストレスを感じやすいものです。

だからこそ、

「もっと効率よくやらなきゃ」

と頑張るだけではなく、道具やサービスに頼って工程そのものを減らすことも大切です。

私なら、まずは次の順番で試します。

① 夜間授乳に必要なものをまとめる

② ミルクを冷ます方法を見直す

③ それでもつらければ液体ミルクを取り入れる

④ 毎日何度も大変なら自動調乳器などを検討する

特に「夜中だけがつらい」という場合は、1日24時間すべてを時短する必要はありません。

一番しんどい時間帯だけ楽にするという考え方でも十分です。

ミルク作りをもっと自動化したいなら?

「ミルクを作る時間を短くする」だけではなく、

「そもそも自分がやる工程を減らしたい」

という方には、自動調乳器が候補になります。

自動調乳器は価格が高いものもありますが、夜中の授乳が毎日何度もある家庭では、毎日の作業時間を減らせるメリットがあります。

特に、

  • 夜間授乳が多い
  • ミルクを作る回数が多い
  • 寝不足でミルク作りがつらい
  • 多少お金をかけても育児の負担を減らしたい

という方は、一度検討してみてもよいでしょう。

自動調乳器について、実際の使い方や注意点まで詳しく知りたい方はこちらの記事へ。

また、自動調乳器を導入予定の方は、それぞれの機器についてこちらの記事で確認してみてください。

ミルクマジックは買い?使い方・デメリットを本音検証【レンタル情報も】

ミルクメイトはいらない?使い方やデメリット・口コミを保育士が解説

ミルク作り以外の育児も時短したいなら

ミルク作りが大変な時期は、ミルクだけでなく、

  • 食事
  • 洗濯
  • お風呂
  • 保育園の準備
  • おもちゃの片付け
  • 買い物

など、家の中のさまざまなことが負担になりがちです。

「毎日の育児を少しでも楽にしたい」という方は、ミルク作り以外の時短方法もまとめています。

ミルク作り以外にも育児をラクにする方法を知りたい方は、こちらも参考にしてください。

育児をラクにする時短アイデアまとめ

まとめ

ミルク作りを時短するポイントは、安全な調乳方法を省略することではなく、準備や道具によって減らせる工程を減らすことです。

今回紹介した方法は、

  • ミルクを冷ます方法を工夫する
  • 液体ミルクを使う
  • 夜間授乳に必要なものを事前にまとめる
  • 粉ミルクの計量を楽にする
  • 自動調乳器を使う
  • ウォーターサーバーを活用する
  • 夜中だけ時短方法を使う

の7つです。

「全部やらなきゃ」と思わなくて大丈夫です。

まずは、今一番つらい工程を1つ減らすところから始めてみてください。

夜中のミルクが毎日つらいなら、便利な道具やサービスに頼るのも立派な時短です。

少しでも睡眠時間と心の余裕を取り戻せる方法を、自分の家庭に合う形で取り入れてみてください。

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