共働きの現役保育士です。
保育園や幼稚園への入園が決まると、新生活で使う用品に大量の名前を書くという作業が待っています。
このため、手書き不要で時短できる上、きれいに記名できるツールとしてお名前スタンプやシールなどが販売されています。
今回は現役の保育士目線で、お名前スタンプとお名前シールはどちらがありがたいのか、メリットとデメリットを示しながら解説します。
手書きのメリットとデメリット
手書き、美しくないです、にじみます。でも保育士としてはありがたいです。
手書きのメリット
● シールのように剥がれ落ちない
手書きのデメリット
●衣類だと洗濯のたびに滲む
手書き、見た目的に美しくないのです。
滲みにくい油性ペンを使ったとしても洗濯していると、滲んで読めない状態になります。
特に靴下。
土汚れと一体化してさっぱり読めぬ。
ただ、保育士目線だと、手書きならお名前シールのように剥がれ落ちることがないため誤嚥の危険性がなく安心できます。
お名前シールのメリットとデメリット
お名前シール、一番美しいです。
ただ、プラスチック製のお名前シールは、剥がれる可能性があるため保育士としては微妙です。
名前シールのメリット
●特に長いお名前の場合に時短効果大
●シールを張り替えることできょうだいにお下がりしやすい

名前シールのデメリット
●常時買い足す必要がある
●割高になるのでオムツなど消耗品には向かない
●シールがなくなったら買い足さないといけない
お名前シール、保育士の立場では剥がれて誤嚥の危険につながる点だけが気がかりです。
自然に剥がれ落ちなくても、子どもが剥がして遊ぶことで保育室の床に落っこちてしまうことがあります。
お名前シールにはプラスチック製と布製とがありますが、プラスチック製ははがれやすいので注意が必要です。

紙製のお名前シールもはがれやすいよー。
お名前シールのおすすめは布製
お名前シールなら布製が一押しです。
布製のお名前シールはまず剥がれません。
デザイン面では、可愛らしいイラスト入りのお名前シールは、文字は読めないがマークで自分の持ち物が識別できるようになる1歳-2歳児には非常におすすめです。
保育園は身支度は自分で行うことを非常に重視しているため、自分の持ち物を自分で持ってこれることは快適な保育園生活の一助になるのです。
お名前スタンプのメリットとデメリット
お名前スタンプ、美しく手書きよりにじみません。
お名前スタンプとお名前シールは用途が違うので、比較が難しいですね。
使い分けるのが良いでしょう。
名前スタンプのメリット
●スタンプを押すだけなので子どもにもできる
●ネームペンよりにじまない
●小学校になってからも使える

うちの小学生のお姉ちゃんの算数セットに名前を付けるときにも、スタンプ役立ってるよー。
足し算・引き算カードだけで200枚あるしね。
名前スタンプのデメリット
●コップなど丸い物に押しにくい
●素材によっては押しにくい(靴下など)
名前スタンプはインクさえあれば何回でも押せますが、押せる物が限られるのが難点です。
コップの他、ビニール袋もインクが乾きにくく、時短目的では役不足でしょう。
名前スタンプのおすすめは大き目
お名前スタンプを揃えるなら、特大ハンコから鉛筆に押せる小さいハンコまでセットになった名前スタンプセットも便利です。
セットではなくスタンプを1種類選ぶなら、おむつ用特大ハンコがおすすめです。
理由は子どもにも押しやすいからです。
オムツへの名前付けは頻繁にする必要がありますが、1歳-2歳児でもスタンプぺったんなら喜んでできます。
子どもが自分で押した曲がったり何度も押し直したスタンプ付きオムツ、子どもたちは嬉しく手に取っていますよ。
また、小さい文字のハンコは文字がつぶれやすく、上手に押すのが難しいので、多少大きくても押しやすい大きいハンコの方が使い勝手が良いでしょう。
まとめ
手書き・名前スタンプ・名前シールはどれがベストなのか、現役の保育士目線でメリットとデメリットを示しながらお伝えしました。
保育園の先生目線では、きれいさ見た目の美しさよりもきちんと記名してあることと読めることが最重要です。
手書き・名前スタンプ・名前シールのそれぞれのメリットを加味しながら、やりやすい方法で記名していただければと思います。
名前付けアイテム以外の持ち物の選び方ついては、以下の記事でまとめていますので合わせて参考にしてくださいね。

また、保育園の持ち物への名前の書き方について、アイテム別に下の記事で解説しています。
名前の位置やひらがな・漢字の使い分けに迷ったら参考にしてくださいね。
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