共働きの現役保育士です。
保育園の利用前には是非、保育園見学を行っておきたいものです。
一方、保育園側としては見学者へ対応するだけの人員が割けないために、見学会の出席枠自体が十分に用意できない現状があります。
このため、保育園見学の申し込み開始と同時に電話したにも関わらず、すでに満席だった、電話が繋がりもしなかったということが頻繁にあるのは事実です。
保育園見学の電話申し込みに失敗しても、見学会に参加せずに保育園を知る方法を紹介します。
保育園見学の電話申し込みに失敗したら
どうしても見学したいと食い下がる
見学を断られたとしても「別日は設定しないのか」「今後見学会を追加するようなら知らせてほしい」など、頼み込む方法があります。
実際この方法で、見学会以外の日に個別で見学をした保護者さんもいます。
ただ・・・保育園の先生の立場としては、満席だと言っているのに食い下がってくる方は正直、困るというのが本音です。
保育士の間では「もし入園したらモンスターっぽい保護者になるかもね」なんて話をしています。
子育て支援イベントに顔を出す
保育園によっては園内に子育て支援室を併設しています。子育て支援室で子どもを遊ばせつつ、保育園の様子を見学するのはおすすめです。
子育て支援室を併設していない園でも、「子育て支援イベント」等の名目で、在園児以外の子どもを対象に工作や園庭開放などを行っていることがあります。
厚生労働省は保育士に地域の子育て支援を強く求めており、各保育園が努力してその要望にイベント開催という形で応えているのです。
園内の支援室も子育て支援イベントも担当保育士は、その保育園の保育士なので、園内に入れる他、先生とも直接コミュニケーションがとれますよ。
園庭や散歩など外遊びの様子を観察する
天気の良い日は園児たちは園庭や散歩などで外遊びをしています。
外遊びの様子であれば園外からも十分見ることができるため、是非足を運んでみてください。
見学会よりも普段の様子が良くわかるでしょう。
率直に保育園のことを知りたいと電話で話す
「保育園見学に申し込めなかったが、貴園に利用申し込みをしたいので、詳しく教えてほしい」と率直に申し出れば、気持ちよく教えてくれることが多いです。
「保育園見学の枠が少なくて予約ができなかった!」という批判的な電話は困りものですが、この保育園に申し込みたいという思いを聞いて不快に思う保育士はいません。
保育園への電話で適した時間帯は?
様々な要件で保育園に電話をするとき、最適な時間帯は何時頃になるのでしょうか。
一般的な保育園のスケジュールを元におすすめを紹介します。
- 7:00から9:00 不適
保育士用語では早番と呼ばれる時間帯で、職員が手薄。登園してくる在園児の対応だけで目一杯であることが多く、保育園への電話に適しているとは言えません。
- 9:00から11:00 適
設定保育と呼ばれる活動が行われている時間帯。事務室に保育に入っていない職員を常時置ける保育園であれば、電話を受けてもらえることが多い。
- 11:00から12:30 不適
着替えや給食準備、給食、午睡準備でバタバタしており、ゆっくりとは話ができない時間帯。避けるほうが無難。
- 12:30-14:45 適
職員は会議や日案記入、制作案立案などで忙しくしているものの、園児たちが午睡中であるため怪我等の突発的な対応が少ない時間帯。職員の休憩時間も含んでいる。
- 14:45-16:00 不適
園児たちが午睡から目覚め、トイレやおやつ準備、おやつ、帰りの会などで再びバタバタしている時間帯。
- 16:00以降 不適
在園児を保護者が迎えに来る時間帯であり、園内が人口密度が高く、職員も保護者対応に追われている。
まとめ
保育園見学の電話申し込みに失敗しただけで、保活につまずいたように感じるかもしれませんね。
一方、紹介したとおり、見学会に参加せずに保育園の様子が見られる方法も多数あります。
見学会だけにこだわらず、様々な方法で気になる保育園をチェックしてみてくださいね。
保育園について知るためには、次の記事も役に立ちます。
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