保育園の申し込みを進めていると、
- 保育園見学チェックシートって何を書けばいいの?
- コメント欄は空欄でも大丈夫?
- 良いことを書いた方が有利になる?
- 保育園の先生に見られるの?
と悩む方も多いのではないでしょうか。
近年は、保育園見学の実施を確認するために「保育園見学チェックシート」「見学確認票」「見学記録票」などの提出を求める自治体が増えています。
しかし、この書類は保育園に気に入られるためのものではありません。
この記事では現役保育士の視点から、
- 保育園見学チェックシートの目的
- コメント欄の書き方
- 選考への影響
- 空欄でもよいのか
- 保育園記入欄の意味
について解説します。
保活から入園まで、保育園入園までの一連の流れについては、こちらの記事でまとめています。
保育園見学チェックシートとは
自治体によって名称が異なる
この書類は自治体によって名称が異なります。
例えば、
- 保育園見学チェックシート
- 見学確認票
- 見学記録票
- 保育施設見学カード
などの名前で呼ばれています。
名称は違っても、目的はほぼ同じです。

こんな形で、見学した保育園名や時間、感想などの自由記入欄がある場合があります。
保育園が作った書類ではなく自治体の書類
保育園見学チェックシートは、保育園ではなく市区町村が作成している書類です。
認可保育園の入園選考は市区町村が利用調整によって行います。
そのため、保育園側は
- 誰を入園させるか
- 誰を不承諾にするか
を決める立場にはありません。
まずはこの点を理解しておきましょう。
予約から当日の流れ・服装まで園見学については、こちらの記事でまとめています。
▶保育園見学完全ガイド
なぜ保育園見学チェックシートの提出が必要なのか
入園後のミスマッチを防ぐため
自治体がチェックシートを導入する最大の理由は、入園後のミスマッチを防ぐためです。
保育園によって、
- 保育方針
- 行事の多さ
- 土曜保育の運用
- 慣らし保育の期間
- 保護者会の有無
などは大きく異なります。
見学せずに申し込みを行うと、
「思っていた園と違った」
というトラブルが起きやすくなります。
そのため自治体は、実際に見学して理解したうえで希望園を選んでほしいと考えています。
保育士としても、チェックリストの有無にかかわらず、納得した上で気持ちよく入園してくれることを願っています。
本当に希望する園だけを書いてもらうため
自治体としては、入園意思のない園を大量に希望園として記載されることも避けたいところです。
見学せずに多数の園を記入すると、
- 内定後の辞退
- 転園希望
- 再調整
などが発生しやすくなります。
チェックシートには、
「本当に通いたい園だけを希望園に書いてほしい」
という意味もあります。
選考事務を円滑にするため
入園選考は非常に多くの申請者を対象に行われます。
見学の有無が確認できることで、自治体も利用調整を進めやすくなります。
保護者にとっても、希望園を整理するきっかけになりますね。
保育園見学チェックシートは選考に影響する?
保育園が合否を決めるわけではない
認可保育園では、市区町村が利用調整を行います。
そのため、
「コメント欄に良いことを書いたから有利になる」
ということは基本的にありません。
保育園は内容確認をしていないことが多い
保育園側に記入欄がある場合でも、
- 見学した事実の確認
- 園名や日付の記載
程度であることがほとんどです。
保育士がコメント欄を読み込んで評価するわけではありません。
ただし明らかに不自然な記載は避けたい
とはいえ、
- 第一希望なのに不満しか書いていない
- 園を全く理解していない内容
- 見学していないことが分かる内容
などは避けた方がよいでしょう。
選考に直接影響するわけではありませんが、自治体担当者が疑問を持つ可能性があります。
保育園見学チェックシートの書き方

基本は事実を書く
チェックシートは感想文ではありません。
見学を通じて理解したことを簡潔に書けば十分です。
保育園を褒める必要はない
よくある誤解ですが、
「良いことを書いた方が有利になる」
わけではありません。
無理に褒めたり持ち上げたりする必要はありません。
理解したことを一言書けば十分
例えば、
- 園庭での外遊びを大切にしていることが分かりました。
- 異年齢保育を取り入れていることを理解しました。
- 自園調理の給食を提供していることを確認しました。
- 慣らし保育の流れについて説明を受けました。
この程度でも十分です。
慣らし保育のスケジュールについてはこちらの記事でまとめています。
▶保育園の慣らし保育のスケジュールを解説
保育園の担当者に記入を依頼する
保育園側がサインをする欄が設けられていることがあります。
これは、保育園見学に実際に来たことを証明するため、その場で保育園の職員が記入するという意味です。
保育園記入欄がある見学チェックリストの場合は、園見学に持参するのを忘れないようにしましょう。
コメント欄の例文
園の良いところが見つかった場合
園児の様子や保育士の関わり方を見学し、安心して子どもを預けられると感じました。
0歳児クラス希望の場合
ミルクや離乳食への対応について説明を受け、家庭との連携を大切にしていることが分かりました。
共働き家庭の場合
延長保育や土曜保育の利用方法について理解することができました。
特に感想が思い浮かばない場合
保育方針や園の生活について説明を受けました。
これだけでも問題ありません。
感想が思い浮かばなかった場合、担当保育士に素朴な疑問を投げかけて見るのも良いですね。
▶保育園見学で効果的な質問リスト
空欄でも問題ない?
自治体によって運用は異なりますが、コメント欄が任意記載であれば空欄だから不利になるとは考えにくいです。
ただし、せっかく見学したのであれば、
「何を理解したか」
を一言書いておくことをおすすめします。
チェックシート本来の目的にも合っています。
保育園記入欄は何のためにある?
見学したことを証明するため
保育園側の記入欄は、
- 見学実施日
- 園名
- 確認印
などを記載するためのものです。
保育園は選考に関与しない
認可保育園では、市区町村が利用調整を行います。
そのため、保育園がチェックシートを見て選考することはありません。
入園決定後に共有されることもある
自治体によっては、入園決定後に保育園へチェックシートが共有される場合があります。
保育園側にとっては、
- 入園前の子どもの様子
- 保護者が理解している内容
- 気になっていること
を知る参考資料になります。
保育園見学チェックシートでよくある質問
空欄だと落ちますか
基本的に落ちる理由にはなりません。
見学しないと申し込めませんか
自治体によります。
見学を推奨する自治体が多いですが、必須ではない場合もあります。
複数園見学した場合はどうなりますか
自治体の案内に従いましょう。
複数枚提出する場合もあります。
嘘を書いても大丈夫ですか
おすすめしません。
見学していない園を見学したことにしたり、事実と異なる内容を書くことは避けましょう。
また、園を必要以上に褒める必要もありません。
大切なのは、見学を通じて理解したことを正直に記載することです。
まとめ
保育園見学チェックシートは、保育園に評価されるための書類ではありません。
自治体が、
- 入園後のミスマッチを防ぐ
- 本当に希望する園を選んでもらう
- 利用調整を円滑に進める
ために導入している書類です。
保育園を褒める必要もありませんし、選考対策として書く必要もありません。
見学で理解したことを、自分の言葉で簡潔に記入しましょう。
入園前に家庭でできる準備については、こちらでまとめています。
