親世代に刺さる!今でも保育園で読んでる懐かしい絵本5作品

懐かしい絵本

共働きの現役保育士です。

子どもが大好きな絵本にもトレンドがあり、本屋さんに行くと面白い新作がずらりと並んでいます。

意外かもしれませんが、子どもの親や祖父母が子どもだった時代に出版された絵本も、未だ保育園や幼稚園で読み聞かせされていますよ。

今回は、今の保育園児も大好きな昔から読まれている絵本を紹介していきます。

はらぺこあおむし(1976年発行)

:エリック・カール

:もり ひさし

ちっぽけなあおむしが、もりもりと食べ続けてついには美しい蝶になります。
穴あきのしかけをこらした絵本で0歳-1歳児クラスで大人気。

運動会や発表会のテーマにもよく取り上げられます。

特に、判型が22cm×30cmと大きめなので、大勢を前に読み聞かせをする保育園という場においては、保育士も手に取りやすい絵本のひとつですよ。

ねずみくんのチョッキ(1974年発行)

作:なかえ よしを
絵:上野 紀子
お母さんがあんでくれた、素敵なチョッキ。
動物のなかまたちは「ちょっときせてよ」。
小さいねずみくんと、お友達のぞうさんやガールフレンドのねみちゃんとの楽しいやりとりを描いたお話です。

しろくまちゃんのほっとけーき(1972年発行)

:わかやま けん

しろくまちゃんがホットケーキを作ります。卵を割って、牛乳を入れて・・。
焼き上がったらこぐまちゃんと二人で「おいしいね」。

ホットケーキが焼けたところで目の前の子どもたちにも「はい、どうぞ」と皆で食べ真似をします。

はっきりとした色合いのわかやまけん氏の絵本は小さな子も見やすいです。

きんぎょがにげた(1972年発行)

:五味 太郎

きんぎょが1ぴき、金魚鉢からにげだした。どこににげた?カーテンの赤い水玉模様の中にかくれてはまた逃げる。次は鉢植えで赤い花のふりをする。

子どもと一緒にきんぎょを探します。

目の周りだけ色が違うきんぎょや鏡の前のきんぎょには、大人でも一瞬迷ってしまいますよね。

三びきのやぎのがらがらどん(1965年発行)

:マーシャ・ブラウン

:せた ていじ

橋の向こう側の山で、草を食べようと考えた3匹のヤギ。橋をわたっていると谷に住むトロル(おに)に遭遇してしまいます。
3匹のヤギは橋をわたることができるのでしょうか?

「なにものだ おれのはしを がたびしさせるやつは!」

トロルの表情が案外怖いので、ついトロルになりきって読んでしまいます。

ブレーメンのおんがくたい(1964年発行)

作:グリム
絵:ハンス・フィッシャー
訳:せた ていじ
飼い主に見放されたロバとイヌとネコとオンドリ。
ブレーメンの町の音楽隊に入隊しようと出かけますが、途中で日が暮れてたどりついたのは、なんとどろぼうの家でした。
オンドリはネコの上に、ネコはイヌの上に、イヌはロバの上に立って・・。
3歳児未満には少し難しい話ですが、4歳以上であれば発表会の演目として取り上げられることもあり、十分楽しめます。

がたんごとんがたんごとん(1987年発行)

:安西 水丸

列車が「がたんごとん、がたんごとん」とやってきました。
「のせてくださーい」とりんごやバナナ、ねこさんも乗ってきましたよ。

繰り返す「がたんごとん」のリズムが楽しい絵本です。

18×18cmと小型絵本でもあり、保育園では0歳児クラスで膝に子どもを乗せて、がたんごとんに合わせて体を揺らしながら読んだりしています。

おおきなかぶ(1966年発行)

再話:A・トルストイ
訳:内田 莉莎子
画:佐藤 忠良

「うんとこしょどっこいしょ。まだまだかぶは抜けません」

誰もが知っているであろう名台詞。

ロシアの昔話が絵本になった「おおきなかぶ」は、令和時代の子どもたちにも読み継がれていますよ。

おじいさんが植えたかぶが、とてつもなく大きなかぶになりました。

おじいさんは、「うんとこしょどっこいしょ」とかぶを抜こうとしますが、かぶは抜けません。
おじいさんはおばあさんを呼んできて一緒にかぶを抜こうとしますが、それでもかぶは抜けません。おばあさんは孫を呼び、孫は犬を呼び、犬は猫を呼んで・・

こどもたちも「すっぽーん!!」をジェスチャー付きで楽しんでいますよ。

まとめ

今の保育園児も大好きな昔から読まれている絵本を紹介してきました。

「懐かしい!」と親世代ももう一度読んでみたくなる絵本ばかりですね。

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