現役保育士です。
子育て中は「子どもを遊ばせる場所やお出かけする場所がない」という悩みに遭遇します。
子育て支援センター持っていった方が良い物や過ごし方などの情報を、保育士の立場から提供しますよ。
子育て支援センターにこれから行ってみようと考えている方は参考にしてくださいね。
子育て支援センターはいつから行く?
支援センターデビューをする月齢に決まりはありません。
一番多い意見としては3ヶ月目から。
3ヶ月未満だとしても、大体の子育て支援センターにはベビーベッドが設置されているので、首が座っていない赤ちゃんも安全に寝かせておくことができますよ。
実際、きょうだいで上の子はおもちゃで遊び、2ヶ月程度と思われる下の子はベッドへという方、結構います。
上のお子さんも下の子に合わせていつも家にこもっているのでは、ストレスが貯まりますからね。
上の子を遊ばせたいときには子育て支援センターは便利です。
子育て支援センターに行くなら何時頃がベスト?
筆者、個人的に思います。
子育て支援センターに行って良い月齢に悩むよりも、出かける時間帯を選ぶことの方が大切であると。
子育て支援センターの混雑状況
開館~午前11時
朝10時から11時くらいが人が多いです。
朝の洗濯や準備を済ませてから支援センターに出かけるとちょうど10時ごろになりますからね。
まだ幼稚園が終わっていない午前中~午後2時くらいまでの時間であれば、支援センターに来る子供は0歳から2歳が大半。
午前中なら0歳児でも安心して遊ばせることができます。
正午から午後2時
さらに人が少ない時間帯を狙うなら、昼時から2時くらいまでが狙い目です。
昼ごはんを食べるために帰宅する人が多いことと、3歳以上の幼稚園組はまだ幼稚園が終わっていないので空いています。
筆者の場合はこの時間帯に子育て支援センターに行くことがありますが、筆者家だけということが多々あります。
午後2時以降
幼稚園を終えた3歳児以上の子供が増えてきます。
にぎやかな中で支援センターを利用したい場合は、午後3時から4時くらいが良いでしょう。
冬の支援センターには気をつけましょう
保育園や幼稚園で風邪をもらってくるというのと同じで、子育て支援センターからも風邪をもらってくるのは覚悟して利用しましょう。
冬の時点で低月例の場合は、昼の時間の人が少ない時間帯を狙うのも良いですね。
子育て支援センター利用のメリット
子育て支援センターの利用にはメリットとデメリットがありますが、良い点は次のとおりです。
一人でトイレに行ける機会が得られる
親一人と子供だけで過ごしていると、トイレに行くのもままなりませんよね。
子育て支援センターには保育士が常駐しているので、トイレくらいの時間であれば子供を抱っこして見ていてくれます。
トイレに行くたった1-2分ですが、フッと気を抜ける時間が持てるのが子育て支援センターを利用する大きなメリットのひとつだったりします。
自宅に置けないおもちゃが使える
ボールプールや滑り台など、個人宅には置けないようなおもちゃが置いてあるのは子育て支援センターならではですね。
自宅におもちゃを何でも買い揃えるよりは、おもちゃで遊びたくなったら支援センターに行くという風にしておくと、家の中がおもちゃだらけで足の踏み場がないという状況が避けられます。
真夏に室内で運動ができる場所として利用できる
猛暑の日本の真夏。子供を運動させたり散歩する場所に困りますね。
保育園や幼稚園以外で室内の広いスペースはなかなかないので、真夏は支援センターは重宝します。
子育て支援センター利用のデメリット
子育て支援センターの利用にはメリットとデメリットがありますが、悪い点は次のとおりです。
気疲れする
人によっては「他の親御さんに知り合えたり、ママ友ができる」というのが子育て支援センターを利用するメリットに入るでしょう。
筆者の場合もそうですが、支援センターは気疲れするという人も確かに多いです。
おもちゃや場所を共有するので、謝ったり譲り合ったりと気を使います。
ただ、気疲れというのは支援センターだからではなく保育園・幼稚園でも同じことですね。
支援センター疲れを回避するプチテクニックとしては、一箇所だけを利用せず、近隣の複数の支援センターを日替わりで利用することでしょうか。
月曜日:センターA、火曜日:センターB・・というように。
妙に顔見知りが多いと確かに気疲れするので、場所を変えると必要以上に周りと話をせずに済みます。
風邪をもらう
支援センターからかどうかは不明ですが、筆者の場合は、子供が先に手足口病にかかり、その後、家族全員で感染という経験をしました。
リスクを取るかメリットを取るかという選択ですが、支援センターに出入りするほど風邪をもらいやすいのはやむを得ない事実のようです。
子育て支援センターを利用するときの持ち物
子育て支援センターだろうが他の外出先だろうが持ち物はほぼ同じです。
最低限おむつがあればOK
ただ、子育て支援センターはたいてい「赤ちゃんの駅」にも指定されているので、おむつ替えスペースや授乳室にこまることはありません。
- ミルクの場合:哺乳瓶+お湯+ミルク
- おむつ+おむつを入れる袋
- 麦茶などの飲み物
このくらいでしょうか。
盲点は、使用済みおむつは持ち帰りであることです。
このため、おむつが臭わない袋を1枚持っていくことをおすすめします。
また、支援センターの床は緩衝材のマットが敷いてあるところが大半であるため、床に敷くバスタオルやシート等は不要です。
持ち物は必要最低限で
子育て支援センターへ行くときは荷物は極力少なくして、上記の必要最低限を持参する方が無難です。
なぜなら、子育て支援センターの玄関でスリッパに履き替えるというタスクがあるから。
スリッパに履き替えた後も畳の部屋だったり、靴下で上がる部屋も多いです。
子供を抱っこしながら、大荷物を抱え、さらにスリッパに履き替えるのは結構大変ですよね。
おわりに
子育て支援センターにこれから行ってみようと考えている方に向け、過ごし方などの情報をお伝えしてきました。
なお、子育て支援センターというものは、厚生労働省が旗振りをしている地域子育て支援拠点事業の一環で実施されています。
私達納税者には、子育て支援を受ける権利があるので、子育て支援センターをどんどん活用していきましょう。
子育て支援センターについて詳しくは、以下の記事でも紹介しています。
また、一時的に子供を預けられるなどの支援が受けられる、ファミサポという制度もあります。
ファミサポについては以下の記事をご覧くださいね。
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