共働きの現役保育士です。
クリスマスや誕生日、電車好きな子供へのプレゼントとしてプラレールを検討中の方もいるでしょう。
保育士目線では、幼児へのプレゼントとしてプラレールは一押しおもちゃのひとつです。
理由は「保育園や幼稚園には置いていないから」。
電池を入れて走るプラレールは、保育園のような大勢の子どもが共に遊ぶ環境では、電池があっという間になくなってしまうため、常に走る状態に維持しておくことが非常に困難です。
維持費がかかり過ぎてしまうため、保育園や幼稚園では常設しておくことが難しいのですね。
このため、プラレールは是非お家で遊んで欲しいおもちゃのひとつです。
今回は、プラレールをプレゼントするときの選び方や合わせてあげたいパーツについて、子どもの年齢別に紹介していきますよ。
プレゼントとしてプラレールがおすすめな理由
子供へのプレゼントとしてプラレールはおすすめです。その理由は次の通りです。
1歳から6歳まで、いや大人まで幅広く遊べる
こちらは筆者家のプラレールのごく一部です。
新幹線こまちの赤色が剥げてピンクに、かがやきの塗装が剥げて白に。
使い込み感がすごいでしょう?
プラレールは列車の種類が豊富なのはもちろん、組み合わせて遊べるパーツが多いので、1歳から6歳まで進化させながら長く遊べます。
大人も楽しめるので筆者の家では、夕食後に子どもと大人とで「誰が一番カッコいいレールを作れるか競争」をしていますよ。
知育に役立つ
発売元のタカラトミーは「プラレールは、遊び方を規定しません」と明記しています。
プラレールは1959年の発売後、 基本的なモデルチェンジを一度も行っていません。
自由に工夫して遊べる十分な性能を備え、何歳の子どもでも想像力を働かせて組み立てることができます。
「自由度の高さ」がプラレールの大きな魅力の一つとなっています。
遊びに自由度が高いほど、「山を登らせてみよう」「右に曲げたらどうかな」と工夫する余地が高まります。
2歳児にプラレールをプレゼントする場合
視力が発達途上にあり、物と物との距離感を測ることは難しい2歳児。
視認しやすいはっきりとした色を好み、動くものは何でも追いかけたい時期です。
ただし、レールを組み立てることはまだ難しい上、棒状のおもちゃは振り回したりする年齢であるため扱いに注意を要します。
2歳児にプラレールをプレゼントするなら、レールはなしで大好きなキャラクターのプラレール車両をセットで組み合わせるのはいかがでしょうか。
きかんしゃトーマスのキャラクター、トーマスとゴードン・ヒロのセットです。
3歳児にプラレールをプレゼントする場合
視力も発達して、物の遠近を把握できるようになってくる3歳児。
おもちゃは投げないなどのルールもしっかり守れるようになる年齢なので、レールを自分で組み立てて安全に遊べるようになります。
プラレールをはじめて使う子にプレゼントするなら、車両とレールのパーツのセットが良いでしょう。
下の写真の白い部品です。
上の写真の右側の白い部品はひん曲がっていますが、常にひねって外しているためです。
連結部品はねじを外すだけなので、誰でも簡単に交換できます。
また、ゴムタイヤも紛失しやすい部品です。上の写真だと左側の車輪のゴムだけなくなっています。
4歳児にプラレールをプレゼントする場合
4歳になると、視力も発達し、物の遠近が平面の広がりだけではなく縦方向でも把握できるようになります。
4歳児は特に、距離感がわかるようになり、空間認識能力や認知能力の発達が目覚ましい年齢です。
タカラトミーの公式見解ではプラレールは3歳児からを対象とするおもちゃであるとしていますが、4歳からが一番面白く、知育にも効果的でしょう。
4歳児にプラレールをプレゼントするなら、好きな車両にレールパーツをたくさんセットにしたものを贈るのがおすすめです。
自由度高く、どの方向にでも接続可能な、曲がるレール。
他のパーツが足りないときに代わりに使えたり、山を登らせたりするときも使えるので、おすすめなパーツです。
2本あれば曲がるレールを接続して、長大なレールにすることもできます。
個人的にはかなりのおすすめパーツです。
分岐するときに使うパーツ。
複数あれば、複線にしたあと単線に戻すなどのレイアウトも可能です。
転車台。汽車の方向転換用の設備ですが、プラレールなら新幹線だって方向転換できます。
また、4歳以上では高さがあるレイアウト、高架がある線路も組めるようになってきます。
橋が作れるパーツがあれば、こんな感じで高架がある線路も組めますよ。
プラレールでは橋もたくさん種類があるので、合わせてプレゼントすると喜ばれます。
5歳・6歳児にプラレールをプレゼントする場合
ものを立体的に認識したり、物が移動する速さがわかるようになったりする5歳・6歳児。
筆者の場合も、年齢が上がるにつれパーツがどんどん増えていき、いまや収納ボックスいっぱいに。
ただ、2歳頃から毎日のように遊んでいるので無駄にはなっていません。
5-6歳になるとプラレール同士を競争させて速さを競うだけではなく、プラレール同士に綱引きさせてどちらが勝つか、たくさんの貨車を接続しても走れるかなど実験をするようになります。
実験をするなら車両やパーツの選択肢は多い方がいいですね。
筆者の家では、貨車を16台接続して「ゆっくりだけどまだ走れる」だの、「カーブは駄目だった」など実験していて楽しそうです。
また、5・6歳になると、複線を分岐したりなど都心のターミナル駅かのような線路を作り出すこともできるようになります。
複線幅広ポイントレールなど、難易度の高いレールを組み合わせてプレゼントするのもおすすめです。
電車好きと言っても5・6歳になると、さらに好きが細分化。
踏切好きや貨物列車好きなど、こだわりのポイントが出てきます。
こだわりの車両をプレゼントするのも良いでしょう。
なお、プラレールというと男の子のおもちゃというイメージがありますが、女の子も楽しめます。
この記事へのコメント