保育園のおむつ交換はどうしてる?保育士として感じる現場のリアルと保護者になって気づいたギャップ

おむつパンパン保育園

保育士として働いています。

保育士として行うおむつ交換、そして自分の子どもを保育園に預けたときのおむつ交換。
私は“保育園のおむつ交換”について、2つの立場から大きなギャップを感じました。

保護者(ママ)
保護者(ママ)

お迎えに行ったら、おむつがパンパンだった。

保護者(パパ)
保護者(パパ)

保育園から帰ってきたらかぶれがひどくなっている気がする。

そんな声をいただくこともありますが、自分が保護者になって気持ちが痛いほど理解できるようになりました。

しかし一方で、保育士としては
「本当はもっとこまめに替えたい。でも人手とスケジュールの壁がある・・」
という現場の苦しさも痛感しています。

この記事では、私の勤務園の1日の流れを例に、おむつ交換のタイミング・パンパン問題が起きる理由・現場の葛藤を、体験談としてリアルにお伝えします。

0・1歳児クラス「とにかく慌ただしいおむつ交換」

慌ただしい保育園のおむつ交換

私の勤務園では、0・1歳児クラスのおむつ交換は、決まったタイミングで一斉に交換+排便時に都度交換という方式でした。

主な流れ

以下は、とある日のおむつ交換スケジュールです。

9:20 主活動前の一斉交換

10:45 着替えとセットで一斉交換

午睡前 排便チェックと必要に応じて交換

14:45 起床後の一斉交換

16:15 降園前の一斉交換

よって、1日うんちをしなかった子でも、最低4回は必ずおむつ交換することになります。
排便があれば、都度交換が増えます。

0・1歳児クラスにおいては、常におむつとおしりふきと共にいるといった心境ですねえ。

2歳児クラス「トイトレ平行で複雑度アップ」

2歳児になると、トイレで排せつできる子とトイトレ中の子が混在し、さらに複雑になります。

  • 主にトイレで排せつする子
  • 半分パンツ、半分おむつで過ごす子
  • おむつのままの子

この3タイプが同じ空間にいるため、全員が個別対応になります。

保育士の頭の中は常にフル回転。

  • 誰がトイレに行ったか
  • トイレに行きたくない子は何が原因なのか
  • 排尿の間隔が短い子は追加でトイレに誘って
  • 排尿できたらトイレットペーパーの使い方を教えて
  • お昼寝中もおむつが濡れなくなったら防水シートを保護者に依頼して

こんなことを園児ごとに記憶しながら、おむつ交換とトイトレの両方を回す毎日です。

おむつがパンパンで帰る理由は“怠慢”ではなく〇〇が原因のことが多い

保育士として働いていて、保護者の方から多かった声。

保護者(ママ)
保護者(ママ)

お迎えのとき、おむつがパンパンだったんですが。

これ、実は保育士側の経験から言うと「交換直後〜帰宅直前に排尿している」というパターンが圧倒的に多いです。

保育園では、排尿直後に即交換するというのは難しいのが現状です。

― 0歳児3人に対し保育士1人
― 1歳児6人に対し保育士1人(※新基準では5人に対し保育士1人推進)

という職員配置基準の中、「出たらすぐ交換」を全員に個別対応するのは不可能なのが現状です。

でも、忘れることもゼロではない

正直に言うと、忙しすぎる時間帯では交換の抜け漏れが起きてしまうこともあります。

「サヤちゃん替えた?」

「終わりました」(同じクラスにサヤちゃんが2人いる)

「これ誰のおむつ?」

現場は常にバタバタしていて、“替えた・替えていない”の情報が混ざることがあるのが実情です。

保護者になって初めて知った“パンパンのショック”

おむつパンパンのショック

自分の子どもを保育園に預ける立場になった時、パンパンのおむつで帰ってきたのを見て正直驚きました。

「いくらなんでもパンパン過ぎない?」
「めっちゃお尻赤い」

この気持ちは、保護者として本当に理解できます。
でも同時に、降園時間帯の保育園の様子も鮮明に思い出し

「今日は、降園前の一斉交換の直前に降園したからかな」
「先生休み多かったみたいだし」

と、少し冷静に背景が想像できるようにもなりました。

保護者の立場では、保育園での保育を想像するのが難しいため、理解のギャップが生まれます。このギャップに多くの保護者が苦しむのですよね。

おむつが減らない=交換していない?保育士として弁明は

もう一つ相談が多いのが、

保護者(ママ)
保護者(ママ)

保育園だとおむつが全然減らないんですが。

というもの。

実際は、

  • 一斉交換で濡れていなければ交換しない
  • トイトレ中でほぼ漏れていない

こうした理由のことが多いです。

家庭では、おむつが濡れていなくても気軽に捨てて交換するというお家もあるかもしれません。

保育士としては、おむつを無駄遣いしないように配慮しているのですが、おむつが濡れなくても交換するお家の方から見れば「おむつが減らない」と思いますね。

保育士として、保護者として、いちばん伝えたいこと

「おむつをこまめに替えているのが保育のプロ」というわけではありません。

限りある園の職員体制やスケジュールの中で、どうやって子どもの健康と安全を守るか
今自分がおむつ交換に出てしまっても、他の子の安全は十分に確保できるのか――
そのバランスを保育士は必死に考えています。

だけど、おむつパンパン問題は“先生に聞いていい”です。

むしろ、保育士側からすると「遠慮なく言ってもらった方が助かる」というのが正直なところです。

まとめ:気になることは、遠慮せず園に相談してOKです

  • おむつ交換は園によって基準が違う
  • パンパンで帰るのは交換タイミングのズレが多い
  • 忘れることも、ゼロではない(保育士も人間です)

ただし、「明らかに交換頻度が少ない」園は要注意だと思います。

保育園でおむつ交換をするときの基準や、パンパン問題の仕組みとかぶれ対策などは下の解説記事でまとめています。

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