共働きの現役保育士です。
保育士不足が深刻な状況であることは、保育士ではない方も良く耳にすることでしょう。
今回は、現役保育士が「コレジャナイ!」と首を横に振っている施策3つを紹介します。
あくまでも私見です。
求職者と保育園のマッチングを担うセンター設立/宮崎県
保育士不足解消へ支援センター一新 宮崎県「日本一生み育てやすい県に」
宮崎県は保育園で働きたい求職者と保育施設をマッチングを担う県の拠点「保育士・保育所支援センター」をリニューアルしたそう。
スタッフもこれまでの4倍に増員し、ハローワークや保育士養成施設と連携してくださるんだそうな。

コレジャナイ!
保育園の真の姿を見ていないセンターの方が、その保育園の特徴や働きやすさを共有できるとは思えませぬ。
保育の魅力ポータルサイトを開設/郡山市
保育士不足の解消に向け、福島県郡山市が「こおりやま保育の魅力ポータルサイト」を開設。
保育に関する情報を一元化し、保育の現場に興味のある人に必要な支援や魅力を発信してくださるそうだ。
現役の保育士向けとしては、保育や職場の環境に関する悩みを、保育士であり保育現場の経験のある保育人材コーディネーターが聞いてくださるとのことです。

コレジャナーーイ!
いやはや、保育士からの相談に乗ってくださるというその保育人材コーディネーターさんは、どうして保育の仕事を辞めてしまわれたのでしょう?!
最も適任な潜在保育士さんがここに!
保育士不足を本当に解消したくば、その保育人材コーディネーターさんの言葉にこそ耳を傾けるべきです。
現役保育士にリクルーターになってもらう
これは、筆者自身が体験したことです。
とある勤務日、管理職が保育士全員に向けて「卒業した学校名と卒業年度、後輩をリクルートできる可能性の有無についてリストに記入せよ」と。
なんでも、行政が現役保育士から後輩をリクルートしてもらうという施策を練っているため、そのための前調査なんだと。

コレジャナイってばー!
保育士養成施設を卒業した保育士ばかりではないし、そもそも仕事のあっせんは保育士の業務ではない。
正確に言えば、この薄給でやっていい仕事ではないでしょう。
まとめ
コレジャナイと現役保育士が思ってしまう保育士不足解消に向けた施策を3つ紹介してきました。
保育士関連施策ってどれもこれもコレジャナイ感が凄すぎて怖いのが正直なところです。
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