<神奈川県横浜市>乳児に1人でミルク飲ませる不適切保育5件 認可園に行政指導

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神奈川県横浜市が2023年10月23日、横浜市の認可園で不適切保育が確認されたと発表。

横浜市不適切保育

引用:横浜市

保育士が0歳の子どもに哺乳瓶を抱えるように持たせて介助もせずに1人でミルクを飲ませたほか、子どもを暗いトイレに閉じ込めたり、「ぐず」「ばか」「泣き虫」といった暴言を吐いたりするなどの不適切な保育があったということです。

2023年7月に情報提供があり、8月に調査を開始。園関係者への聞き取りなどを経て、園長や保育士による不適切な保育が5件あったと認定しています。

現役保育士の見解(哺乳瓶を抱えさせ1人でミルクを飲ませる)

寝転がった状態の0歳の子どもに哺乳瓶を抱えさせ1人でミルクを飲ませた事例。

哺乳瓶を持てる子供に1人で飲んでもらうことは、日常的に行っていますね。
でも寝っ転がった状態でというのは、危険なのでありえません。
ラックに座らせたり、膝に頭をのせて角度を保ちつつといった具合です。

保育士1人で3人の園児にミルクを飲ませるとして、一人ずつ抱っこして飲ませていたら他の2人はずっと待たせて泣かせるわけにはいきません。

園児(0歳)
園児(0歳)

僕はラックに座れるし、哺乳瓶を持てるので、離乳食後に座ったまま哺乳瓶を持ってミルクを飲みます。

園児(0歳)
園児(0歳)

哺乳瓶が持てない私は、先生の抱っこでミルクを飲みます。
抱っこだと私だけに先生がかかり切りにならざるを得ないので、「ちょっと待ってー」ってなることがあります。
そこは残念です。

この不適切保育の処分では、1人でミルクを飲ませた事自体ではなく、寝転がった状態の乳児に哺乳瓶を抱えさせていたことが処分の対象となったと推察します。

また、次項のような暴言なども行われていたこともあり、総合的な判断がなされたのでしょう。

現役保育士の見解(「ぐず」「ばか」「泣き虫」といった暴言)

子どもに「ぐず」「ばか」「泣き虫」といった暴言を吐く事例。

園児(女の子)
園児(女の子)

「決して使ってはいけない言葉がある」
先生がそう言っていた。
先生からは聞いたことないな。

子供に向かってこのような暴言を吐く先生はいませんが、先生同士の会話で「◯◯君は泣き虫だから~」ということは良く聞きます。

子供が先生同士の会話を良く聞いているので、先生同士の会話の内容にも細心の注意を払わないといけないことは保育に関わる者全員が徹底すべきことと思います。

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まとめ

神奈川県横浜市が2023年10月23日に発表した不適切保育事例について、紹介してきました。

その他の不適切保育に関するニュースは、下記を参照してください。

 

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