2025年4月16日、宇都宮市の保育所で、保育士が園児を部屋に閉じ込めるなどの不適切な保育を行っていたことが分かりました。
引用:希望保育園
宇都宮市の希望保育園で、1人の保育士が3歳の園児を保育室とは違う部屋に入れたうえ、鍵をかけて閉じ込めたり、園児を叱る際に、着替え用のかごを投げつけたりしていたということです。
また、この保育所では乳児のおむつを取り替える際、脱がせたズボンを上着の襟首に入れることが常態化していて、一部の子どもは苦しそうにしていたということです。
宇都宮市は、こうした保育は不適切であると判断し、保育所に対し児童福祉法に基づく改善勧告を出しました。
現役保育士の見解
かごを投げるとかはありえませんが、ズボンを上着の襟首に入れるについては「なるほど」と思ってしまったのが事実です。
なぜズボンを上着の襟に入れておくの?と疑問に思う方もいるでしょう。
理由は脱いだズボンが誰のものか分からなくなるのを防ぐためと思われます。
ユニクロのリブのズボンとか西松屋のデニム風ズボンとか、クラスで2-3人は着ているアイテムです。
名前が書いていなかったりするともう大変。
たくさんの子どもが同時におむつ替えをしている中、一度脱いでしまうと誰のズボンか特定できなくなってしまいます。

先生たちが僕らの服の匂いを嗅いでいることがあるけど、名前が書いてない服が誰のかを調べるためだよ。
保育士は匂いで持ち主がだいたい分かるらしいよ。
服の入れ間違いがあるとクレームをする保護者の方もいますしね。

〇〇ちゃんちのズボンが混入してましたー。
もっとしっかり見てもらえませんかねえ!
筆者が「ズボンを上着の襟首に入れておけば、入れ間違えを防げるね!なるほどね!」
・・・と妙に感心したのは事実です。
今回行政指導対象となった行為そのものというよりも、様々な行為が常態化・日常化していた点を重く見た処分であると推察します。
ということで、保育園の持ち物には記名をお願いします。
まとめ
2025年4月16日、宇都宮市が発表した不適切保育事例について、紹介してきました。
その他の不適切保育に関するニュースは、下記を参照してください。
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