2025年4月9日、東京都中野区が区立保育園において、1名の保育士が不適切保育を行っていたことを発表しました。
引用:中野区
今回の不適切保育の概要は次のとおりです。
- うつ伏せの子どもの両足の上に保育士自身の両足を乗せ、身動きがとれない状態にした
- 児童が椅子に座る直前にその椅子を引き、児童を転倒させた
- 柵越しに子どもの上着を片手でつかみ、持ち上げて移動させた
- 干してあった水遊びの道具を触った子どもの頭を叩いた
- 廊下に置いてあったおもちゃを触った子どもを押してよろけさせた
- 抱っこをしてもらいたいと手を伸ばした子どもの手を払った
現役保育士の見解
概要を見ただけではなんとも言えないところがありますが、座る直前の椅子を引くとかありえないですね。
今回の不適切保育事例で注目すべきは、この保育士が書類送検されている点です。
発覚の理由は、保育園側から、この保育士が複数の園児の頭をたたいたり転倒させたりしたと警察に相談したこと。
保護者からの通報ではなく。
正直なところ、私立の保育園では保育園から自園の職員について警察に相談するのは相当困難です。
園長といっても運営会社のトップから見れば、多くの部下の、しかも下っ端の部下の一人といったところ。

園児(0歳)
園によっては職員30人以上、園児数120名以上の最高責任者でありながら、組織の中では下っ端。
保育園の園長先生って大変過ぎよね。
給料に見合わな過ぎ。
園長が警察に相談するということは、係長が課長・部長・取締役・社長・会長などなどを飛び越えて、いきなり自分の部下について警察に相談するようなものでしょう。
そんなことをすれば、園長自身の立場も危険にさらされるのは当然ですよね。
保育園から直接警察に相談ができたのも、今回は公立の保育園だったからでしょうねえ。
まとめ
2025年4月9日、東京都中野区が発表した不適切保育事例について、紹介してきました。
その他の不適切保育に関するニュースは、下記を参照してください。
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