2025年5月2日、福井県内の保育施設で5歳児がネット型の遊具の外側に登り、バランスを崩し左橈骨遠位端骨折しました。
引用:福井県
職員は当該幼児の行動に気付くことができなかったとのことです。
現役保育士の見解
保育施設とは、保育園なのか幼稚園なのかこども園なのか他の施設なのか、場所は明記されていません。
また、ネット遊具とは、下の絵のようなネット状に組まれたロープが組み込まれている遊具ですが、今回の事例でのネット遊具の形状については、情報公開されていません。

大型ネット遊具の例
ネット遊具は、ネットの内側に乗ったりくぐったりする使用方法が想定されています。
ただし、ネットの内側をくぐる遊具でネットの外側によじ登ることは不適切使用となります。
「当該遊具の外側には登らないよう指導していたが、実際に幼児らが登れないようにする安全対策がとられていなかった」と講評されていますが、登れないようにする対策って??
ネットの外側に注意喚起する看板を設置する?
ひらがなが読める5歳児であっても、遊びの途中になんかまーっったく見ません!
ひらがなが読めない子には無意味!
まあ、対策した感は醸し出せるけど。
立ち入らないようにする対策の定番といえばアレですよ。
鉄条網みたいにとげとげしたやつをネットの外側に設置すれば?!
ってアホな。
保育園での事故を検証し情報公開すること自体は意義がありますが、議論が加熱し過ぎると「ネット遊具は全部禁止!」って結論が出てきそうで怖いです。
「職員は当該幼児の行動に気付くことができなかった」とも講評に書かれていますが、これも見守りを怠っていたとは個人的には思えていません。
5歳児の遊具遊びなんて秒速で移動していきます。
筆者も危ない行動に気が付いたら注意するものの、注意した瞬間にはもう上に登っている程速いというのが正直なところです。

今、せんせー「〇〇君、滑り台は頭から降りませーん」って年長さんを注意してたけどさー、もう滑り降りた後じゃーん。
意味ないじゃーん。
まとめ
2025年5月2日、福井県内の保育施設で5歳児がネット型の遊具の外側に登り左橈骨遠位端骨折した件について、紹介してきました。
その他の保育園での事故に関するニュースは、下記を参照してください。
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