共働きの現役保育士です。
帰省や旅行などをすると保育園にお土産を買っていくべきか迷いますね。
保育園へのお土産は不要ですが、いただくと嬉しいというのは正直な気持ちです。
今回は、保育園に持参するお土産の例やおすすめを現役保育士目線で紹介します。
お饅頭
饅頭などの和菓子は、個包装になっているのでありがたいお土産です。
パッケージに地名などが書いてあるお菓子も多いので、旅行した先も分かりやすいですね。
保育園用のお土産を選ぶときのポイントは、勤務する職員全員分の個数があることです。
保護者が接触するのは主に担任の先生ですが、園長・主任・フリー保育士・調理師・看護師など保育園ではたくさんの職員が子どもに関わっています。
職員の人数は、玄関などに掲示されている職員一覧や年度初めに配布されるクラス担任発表のお手紙で分かります。
近くの先生に「職員は全員で何人ですか」と聞いても良いですね。
クッキー
保育士は女性が多いこともあり、 洋菓子のお土産はみんな喜んでいますね。
和菓子同様、洋菓子も個包装だとありがたいです。
保育園でのお土産の配られ方は園により様々ですが、筆者の勤務園ではこんな感じ。
- 朝、早番の先生が保護者の方からお土産を受け取る
- お土産を受け取った先生が「〇〇君のお家からいただきました」といったメモを付けて事務所に保管
- 昼礼または朝礼で職員が集まったところで、園長またはお土産を受け取った先生が「〇〇君のお家からいただいたお土産です」と広報した上で配布
- その日休みの先生や給食室の先生たちの分は事務所に保管(「〇〇君のお家からです」のメモは付けたまま)
- 配布当日休みの先生や給食室の先生たちは、後日事務所内でお土産を受け取る
このように、職員全員がお土産が配られる当日にいる訳でもないため、個包装だとありがたいですね。
ふりかけ
お土産といえばおやつが定番ですが、ふりかけや佃煮などご飯のお供系のお土産も嬉しいですよ。
保育園の職員は昼食に、子どもと全く同じ給食を食べていることは意外と知られていないかもしれません。
幼児食なので味付けが大人には薄めです。
このため、先生個人で塩やふりかけ・調味料などを持参して、自分の給食に足して食べています。
個包装のふりかけなどは、給食でおいしく頂けるのでお土産でいただくとありがたいですねえ。
せんべい
和菓子や洋菓子などスイーツは保育園の先生ウケが良いですが、おせんべいやスナックなども嬉しいですね。
スイーツは苦手という職員もいます。
ティーバッグ
企業などでは敷地内に自動販売機があったりして、休憩中に飲み物を買いに行くということも多いですよね。
保育園内には自動販売機は皆無。
また、園児の昼寝中が事務作業時間兼休憩時間となっている保育園も多いです。
昼寝の見守りができなくなるため、園外に出ることはまれですね。
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このため、紅茶を飲みたければ事務所のポットからティーバッグにお湯を注ぐ・・というのが定番です。
このようなときに、おいしい紅茶のティーバッグだと嬉しいですね。
ご当地スナック
ご当地限定版の定番スナックは、パッケージがかわいいものが多いですね。
保育園の先生たちには「かわいいキャラ」好きが多いので、ご当地スナックもウケが良いです。
どら焼き
どら焼きなども食べやすく、お土産でいただくとありがたいですね。
保育園の先生たちも、お土産などをいただくタイミングは休憩中ですが、そもそもきちんと休憩時間や休憩場所が確保されていないです。
午睡中の子どもたちを見ながらの休憩です。
このため、お土産は主に保育室でいただくことになるので、食べやすい物とありがたいですね。
ご当地ボールペン
職員数が多い大規模園などで全職員あてのお土産は難しい場合は、特にお世話になっている先生あてにお土産を持参するのも良いですね。
保育園・幼稚園の先生のエプロンには常にボールペンが入っています。
いつも使っているのでボールペンの減りが速いこと速いこと。
お土産としてボールペンをいただくと嬉しいですね。
コーヒー
ティーバッグと同様、コーヒーも園内で飲めるのでいただくと嬉しいですね。
ドリップコーヒーの個包装タイプだと、保育園内でも自宅に持ち帰っても飲めるのでありがたいですね。
なお、湯沸かしポットは、事務所に置いてある他、乳児のミルク調乳用にも設置してあるので、お湯がないのではという心配は無用ですよ。
梅干し
これは先生へのプレゼントにはどうなんだろうと思われがちながら、喜ばれていたのが樽いっぱいの梅干しです。
いただき物で大量の梅干しをもらったものの家庭では食べ切れないので保育園の先生たちでどうぞということでいただきました。
給食のご飯に梅干しを乗せて食べたら美味しかったです。
お土産を渡す場合の注意点3つ
渡す前に園に確認する
保育園・幼稚園によっては差し入れの受け取りを禁止していることがあります。
特に公立の場合は、職員が公務員であるという事情もあり、お土産の受け取りを禁止していることが多いです。
差し入れを禁止している園の場合は、入園時に渡される入園のしおりなどに明記してあることがほとんどです。
差し入れOKかが不明な場合は、お土産の持参は大丈夫かを確認してから渡しましょう。
禁止していない園では、恐縮しながらもありがたく受け取ってくれるはずですよ。
個人ではなく全職員あてがおすすめ
保護者と話をする機会が多いのは主にクラス担任の先生ですが、他の先生と関わっている時間は保護者が考えるよりも長いです。
9時以前と16時以降は異年齢の合同保育にしている保育園が多く、その時間は担任ではない多くの先生たちが保育にあたっています。
また、園長・主任の先生・フリーの先生・栄養士・調理師・看護師・事務とたくさんの職員が子どもたちと関わっています。
特定の先生にだけお土産を渡しても良いのですが、担任を持たない職員は「私も頑張っているのに」と若干悲しい気持ちになります。
全職員で30人以上いるようなマンモス園だと全職員あてにお土産を用意するのは大変ですが、少中規模園であれば全職員あてにすることをおすすめしますよ。
他の保護者にはあえて言わない
お土産は園内のどこで渡しても大丈夫ですが、お土産を持参したことをあえて他の保護者に言う必要はありません。
お土産を渡していない人が「私も持ってこないといけないか」とプレッシャーを感じてしまうことがあります。
一方、こそこそ渡す必要もありません。
登園時の子ども引き渡しの際に、対応してくれた先生に「〇〇に行って来たのでお土産です」と伝えつつ紙袋を差し出すというシンプルな渡し方で大丈夫ですよ。
まとめ
保育園や幼稚園の先生に渡すお土産の例やおすすめを紹介してきました。
お土産はいただくと嬉しいのは本当なのですが、気遣いは不要ですよ。
お土産よりも、お休み明けに日焼けした子どものお顔やお土産話、体験したことが書いてある連絡帳などを見たときにとても嬉しく感じます。
お休み中は保育園のことは気にせず、楽しい旅行や帰省を!
なお、先生への個人的なプレゼントのおすすめは、次の記事で紹介しています。
卒園記念など、保育園全体に向けての贈り物のおすすめも紹介していますので、参考にしてくださいね。
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