共働きの現役保育士です。
共働きで子どもが保育園に通園している場合、習い事をさせようと思っても困難が生じます。
でも、実際は筆者の勤務園でも少なくないお家で習い事をしています。
皆どのように習い事を選び、送迎をしているのでしょうか。
今回は、共働きで習い事をしているお家がどのようにスケジュールを決めているのか、実例を紹介していきます。
土日に習い事に通わせる
月曜日から金曜日まで、朝から夕方まで保育園で過ごす共働き家庭の子どもたち。
現実問題、平日は習い事に通えないため土日にやっている習い事を選んでいる家庭も多いです。
土曜日の午前中は英語、日曜日にスイミングといった具合です。
ただ、土日開講の習い事は人気が高く、空きがなかったり生徒数が多いなどのデメリットがあります。
フレックス勤務で平日の習い事に通わせる
平日の習い事が始まる時間がだいたい、15時から16時。これは幼稚園に通う子が降園した後に通える時間帯です。
仕事にもよりますが、フレックス勤務などを駆使して週1日だけ早めの降園で習い事に行く子もいます。
多くの習い事が土日クラスよりも平日クラスの方が空きが多いため、平日クラスの方が1クラスあたりの人数が少なく手厚い指導を受けられる傾向があります。
平日に習い事に行けるとコスパがいいですよね。
送迎を委託し平日の習い事に通わせる
「〇〇ちゃん、今日はピアノの日なのでお祖母ちゃんのお迎えです」
こんな業務連絡が保育園の職員間で行われることがあります。
祖父母にお迎えを頼めるなどの条件がそろっている場合は、保育園から習い事までの送迎をお願いすることで平日の習い事をすることができますね。
習い事の送迎のために1時間かけて隣町から来てくれるお祖母ちゃんも。
送迎の委託先は祖父母だけではなく、ベビーシッターやファミリーサポートを利用する方法もあります。
保育士としての体感では、習い事の送迎のためにシッターやファミサポが保育園に来ることは非常にまれなのですが、保育園側としては全く問題ありませんよ。
オプションで習い事ができる保育園を選ぶ
サッカーや英会話など習い事の教室と連携して、希望者だけ保育園から習い事に行き、終わったら保育園に戻ってくることができる場合があります。
各教室の担当者が行きかえりとも送迎します。
保護者としては送迎の手間がなく、非常にありがたいですよね。
ただ、保育園での保育中に習い事に行けるかどうかは、保育園の方針によります。
「保育中の園外活動の責任はだれが負うか」という問題が生じるためです。
トラブルを避けるという理由で、保育中の習い事などの園外活動を取り入れていない保育園も多いです。
保育中に園外の習い事に行けるかは入園説明会でも聞ける内容なので、入園前にリサーチしましょう。
外部講師を招いた活動がある保育園を選ぶ
保育園から園外に出て習い事をするのではなく、外部講師が保育園を訪れて園児に教育を施す保育園もあります。差別化やPRを目的に保育園が独自に取り入れています。
英会話や体操教室など内容は様々。
この場合は、オプション費用がかかったりすることはなく、全園児が同じ習い事をします。
ただ、支払いがない分、園児15人に対し講師が1人など、一人一人を見てもらえるかという点においては疑問が残ります。
自宅でできる習い事をする
オンライン英会話などを自宅で受講している子もいます。自宅でできる習い事であれば、送迎する必要もなく平日の降園後に受講できますね。
例えば「レアジョブ英会話」など、年齢を問わず子どもでも受講できるオンライン英会話もあります。
日本語が話せる講師を選ぶこともできるため、子どもだけでレッスンを進められますよ。
まとめ
共働きで習い事をしているお家がどのようにスケジュールを決めているのか、実例を紹介してきました。
習い事に通わせることが大変というのであれば、無理は禁物です。
保育園に頑張って通っているだけでも、文字や数字、工作の他、友達とのかかわり方まで多くのことを学んでいますよ。
下の記事では、共働きのスケジュール管理を楽にする便利グッズや時短家電について、現役保育士が厳選して紹介しています。合わせて参考にしてくださいね。
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