共働きの現役保育士です。
日曜日の夕方、テレビから流れてきたサザエさんのセリフを聞いて、洗濯物を畳む手が止まった筆者です。
「タラちゃんも幼稚園に行くようになったらできるよ」とワカメちゃん。
3歳児というタラちゃんは、話す言葉だけを聞けば4歳から5歳児同様に見えます。
未就園児であったことに改めて驚きと笑いがこみ上げたのでした。
今回は、タラちゃんのすごさを実際の3歳児の発達の目安と比較しながら力説したいと思います。
3歳児の発達目安(言語編)
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500~1,000語程度の言葉が話せるようになる
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2語文から3語文へと成長
「ママ、おうちに、帰ってきたよ」など、接続語はないながら、ある程度の文の形態が保たれている状態で3語文を話せる子どもが増える -
タラちゃんの代名詞”敬語”は、一般的には、小学校の5年生から国語で学習
タラちゃん語録
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「はるはダメです。みんな黙っててつまんなかったです。」
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「なんだか公園のセミさんが急に静かになりました。代わりにカツオ兄ちゃんが宿題宿題ってうるさくなったです。」
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「ぼくひとりでズボン履けたです。たまがちゃんと見てたです。」
サザエさんでは、家族全員でちゃぶ台を囲み会話するというシーンが登場します。
誰かが面白いことを言った後、皆で笑っていますが、驚くべきはタラちゃんも一緒になって笑っていること。
会話の内容は3歳児に理解できるものには思えませんが、これを理解してしまっているのがすごいですね。
どうしてタラちゃんは3歳という設定なのだろうと興味が湧きました。
1歳6か月児の発達目安(言語編)
一方、「バブー」でおなじみ波野イクラちゃんは、1歳半くらいだそうです。
イクラちゃんは、「チャーン」「ハーイ」「バブー」の3つの言葉を使いわけて話します。
1歳6か月児の発達目安を示しますと・・
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「ママ」「パパ」「ワンワン」「ブーブー」など、意味のある言葉をいくつか話せる
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「これ ちょうだい」「わんわん おいで」など、二語文を使い始める
イクラちゃんの方は、年齢を聞かずに動作や言葉だけで見ると、1歳0か月から1歳5か月児くらいの印象です。
一方、花を長さをそろえて摘んだり両足ジャンプをしたりと、運動面では2歳児レベルの発達が見られるイクラちゃんでした。
まとめ
アニメ「サザエさん」に登場するタラちゃんとイクラちゃんのすごさを、実際の子どもの発達の目安と比較しながら力説してきました。
発達の目安と比較しながら子どもが出てくるアニメを見ると、違った発見がありますね。
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