「保育園のプール」持ち物を現役保育士が詳細解説 水着・バッグなど

保育園のプール遊びの持ち物

共働きの現役保育士です。

7月に入ると保育園でもプール開きという園も多いのではないでしょうか。

プールと言っても大型プールの保育園から小さなたらいで水遊びという保育園まで、実施方法は様々です。

今回は保育園のプールで使う持ち物について、選び方やおすすめを現役保育士の立場から説明します。

※プール用の持ち物は各園により異なります。一例として参考にしてください。

持ち物にはいろいろなパターンがあります。

保育園のプール用水着<2歳児以上>

水着を着用する保育園では、園の指定に従って水着を用意します。

女の子と男の子に分けて、保育園の先生がありがたいと思う水着を紹介しましょう。

女の子の水着

女の子の場合、年齢を問わずこんな感じの水着であれば保育士目線では嬉しいですね。

  • ワンピース型である
  • バッククロスがないので着やすい
  • 肩紐が太めなのでクルクルと丸まらない

というのが理由です。

セパレート型の方がトイレには行きやすいのですが、お腹が見えてしまうなどの理由もありワンピース型を指定している保育園が多いでしょう。

まあ、かわいい。
こんな感じのフリフリのフリル付きでも保育士目線では特に困りません。

むしろ「フリルがある方が前」と、子どもでも前後が分かりやすいですね。

なお、全年齢でバッククロスはおすすめしません。首や腕を通す位置が非常に分かりにくく、子どもにはストレスになってしまいます。

園児(女の子2歳)
園児(女の子2歳)

どこが首の穴か手の穴か分からない。

また、こんな感じで大きいリボンが付いていても、引っかからない限り、おおむねOKなのではないでしょうか。

保育園によりますね。
園児(女の子)
園児(女の子)

私のはピンクのフリフリのお袖だよ。

園児(女の子2歳)
園児(女の子2歳)

私のは後ろにリボンが付いているよ。

フリルはほとんどの保育園で許容しているはずです。

男の子の水着

男の子の場合、年齢問わずこんな感じのサーフパンツが無難です。

ラッシュガードを持ってきてくださいと保育園から指定されたのなら、こんな感じの2点セットにするもよしです。

スイミングスクールに通っている子もいますよね。

スクールで使うような、こんな競泳用水着を保育園のプール遊びで着ていても全く問題ないのですが、実際にはほぼいないですねえ。
また、男の子もワンピースタイプの水着でも全く問題ありません。
でも、着脱がしにくいのでセパレートが嬉しいと保育士たちは思っています。
園児(男の子)
園児(男の子)

僕の水着はママが選んだやつだけどな。
今日はじめて見たわ。

園児(男の子2歳)
園児(男の子)

僕の水着もママが選んだやつだけどな。
今日はじめて見たわ。

なお、男の子水着のお腹周りは紐で縛るタイプが多いですが、紐を抜き取りゴムだけにしておきましょう。
子ども自身で蝶々結びはむずかしいので、水の中で紐がびよーんと垂れ下がってしまいます。

保育園のプール用水着<0-1歳児の場合>

0-1歳児の場合、プール遊びの持ち物は保育園毎に実に様々です。

2歳以上と同じく水着に着替える保育園もあれば、おむつ着用で普段着のまま水遊びをする保育園まで。

いずれにしても、0-1歳児が保育園で入るプールは、せいぜい水を浅ーーく張った、家庭用小型プール程度です。
もしくはたらいに水を張って保育士が水をかけたりといった程度。


家庭用ビニールプール

こんな感じのプールに10cm程度水を張り、入りたい子は入り、入りたくない子は周辺でおもちゃで遊ぶ感じです。

水着でプール遊びする場合

2歳児クラス以上と違って、0-1歳児は保育園からの指定が細かくないはずです。

0-1歳児クラスならこんな感じのバッククロスあり水着も許容されるのではないでしょうか。

なぜなら水着の着脱をするのを保育園の先生に介助してもらえるから。

厚生労働省が定める現行の保育士配置基準は、次のとおりです。

保育する年齢:保育士の人数
0歳児クラス:3人につき一人
1歳児クラス:5人につき一人(2025年度以降6人につき一人から順次改定)
2歳児クラス:6人につき一人
3歳児クラス:15人につき一人(※新基準
4歳児クラス以上:25人につき一人(※新基準
参考:こども未来戦略方針

特に3歳児クラス以上になると先生ひとりで全員分の着脱の介助が難しいため、子ども自身で着脱できるデザインの水着を持ってきてくださいと依頼されるはずですよ。

おむつでプール遊びする場合

おむつ着用のままプール遊びをする場合は、直前をおむつ替えの時間にし、新しいおむつでプール遊びをします。

おむつのままプール遊びすると、当然おむつがパンパンになります。
それが、嫌なので水着かもしくは水遊び用パンツに着替えて欲しいという方も多いですよね。

園児(0歳)
園児(0歳)

おむつが重い。

理由は、自分で着替えができない0-1歳児では、全員を着替えさせていると着替えだけで20-30分経ってしまい、水遊びする時間がなくなってしまうためです。

園児(0歳)
園児(0歳)

お友達の水着お着替えを待ってたら、お部屋の中でおもらししちゃったよ。

他のお友達と一緒にプールに入ると、おしっこしてしまった場合に不衛生という意見がありますが、だったらベビースイミング教室などもあり得ないということになりますしね。

なかなか難しいところです。

水泳帽は不要な場合が多い

水泳用の帽子は不要という保育園も多いです。

男の子も女の子も、こんな感じで帽子が付いている水着が多いのですね。
ただ、普段外遊びで使っているカラー帽子などを着用する保育園では、水着に付属しているキャップは使いません。
園児(女の子2歳)
園児(女の子2歳)

水着を着ているけど、頭には保育園指定のカラー帽子を被ってます。

複数クラスが一緒にプール遊びをしていると、カラー帽子を被っていない限り、何組が何人いるのか非常に分かりにくいのです。
保育園から水泳帽を持参するよう依頼がない限り、水泳帽は持ち物に入れないようにしましょう。

保育園のプール用タオル

タオルは指定がある場合と指定がない場合とがあります。
3歳児以上になるとラップタオルという指定があることが多いです。

こんな感じで薄手で軽く、年齢問わず着丈が60cm程度の長過ぎないラップタオルがおすすめです。
タップタオルを自分で巻いて歩くので、着丈が長過ぎると踏んでしまい非常に危険なためです。
薄手のタオルであれば、自分でプールバッグに入れるときも入れやすいですしね。

保育園のプール用バッグ

プールバッグは、保育士目線では何でも大丈夫です。

ただ、大き目で特に間口が広いプールバッグがおすすめですよ。
園児(女の子2歳)
園児(女の子)

ジッパーとかボタンとかは要らないからねー。

理由は、子どもたちが自分自身で水着やタオルを入れやすいからです。

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保育園のプール用ラッシュガード

保育園のプール遊びは園庭で行われます。
このため、真夏になると先生たちはパラソルを置いたり、テントを張ったりと大忙しです。
それでも園庭すべてを覆うことは難しく、素肌でプール遊びをすると過度な日焼けをする可能性があります。
ラッシュガードを持参するよう保育園から依頼があった場合は、持参しましょう。

こんな感じでジッパーで締めるタイプにするもよし。

こんな感じで、Tシャツタイプにするもよし。

ジッパータイプかTシャツタイプかを迷うようなら、着やすいのでTシャツタイプをおすすめしたいですね。

保育園のプール遊びは、熱中症対策のため長くても30分程度です。

ビーチに行くわけではないので、子どもが着脱しやすく動きやすいTシャツタイプのラッシュガードで十分ですよ。

なお、フード付きのラッシュガードは首しめの原因となるのでNGです。

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まとめ

保育園のプールで使う持ち物について、選び方やおすすめを現役保育士の立場から紹介してきました。

保育園のプール遊びは、こども家庭庁管理のガイドラインや各種通達に従って行われます。
特に昨今では、猛暑が一番の懸念点です。

今年も楽しく安全にプール遊びができますように。

保育園での水遊びでは着替えをどのようにしているのかは、下の記事で詳しく紹介しています。
合わせてご覧くださいね。

参考リンク

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