共働きの現役保育士です。
共働きのワーママの一日は、保育園の送り出し・仕事・家事・子どものお世話で終わっていきます。
自分時間を確保するためにも、少しでも育児を効率化したいところですね。
保育園では、0歳児なら保育士1人で3名、1・2歳児なら保育士1人で6名を同時に沐浴・食事介助・トイトレします。
今回は、保育園発、家庭育児でも活かせる育児のプチノウハウを紹介していきますよ。
子どもをお風呂に入れるときのコツ
子どもをお風呂に入れるだけで一苦労ですね。2人以上の子どもをお風呂に入れるときに使えるコツも含めて紹介します。
必要な物を準備しておく
お風呂に入るときは、石鹸やタオル、おむつ、着替えなどが必要になりますが、これらを入る前に用意しておきます。
置き場所は毎日同じ場所にするのがポイントです。
保育園でも外遊びの後に沐浴や着替えをしますが、外遊びに出る前に沐浴用の準備はすべて終えておきますよ。
待つ場所を用意する
ママが自分の身体を洗っている時間は、どうしても子どもに待ってもらうことになります。
ただ、子どもたちは、待てなくなると周りの物を触ってみたり、浴室から出て行ってしまったりしますね。
保育園では、保育室の中に待つための場所が決めてありますよ。
待つ場所にはシールなどでマーキングなどをすると「待つ場所である」ということが分かりやすいです。
待つ場所にはおもちゃなどを出しておくのも良いですね。
おむつを着せた後少し待って服を着せる
お風呂の後にはおむつと服を着せます。
服の着せ方の順を変えるだけで、ごくわずかですが効率アップします。
特に2人以上同時にお風呂に入れる場合に、風呂上がりにはおむつだけを1人目と2人目にまず着せ、次に服を1人目と2人目にという順で着せるのがおすすめです。
1人目におむつと服を着せる→2人目も同様におむつと服を着せるという手順よりは、ほんの少し着替えが早くなります。
入浴直後は身体が湿っているため、服が着せにくいですからね。
お風呂に誘導するときのコツ
そもそも、お風呂にたどり着くまでが一苦労ということも多いですね。
保育園でウケが良い誘導グッズはこんな感じです。
氷で引き付ける
なぜ子どもはこんなにも氷が好きなのでしょうか。
氷に小さなおもちゃを入れて凍らせておくと尚良しです。
泡走り
これは勤務園の3歳児に教えてもらった遊びですが、お風呂の床を石鹸で泡だらけにし、湯船の縁に捕まりながら床の上をひたすら走るというもの。
通称泡走り。
面白いですが石鹸は大量に消費します。
入浴剤を入れる
おもちゃ入りの子供用入浴剤も販売していますが、高価ですね。
子供用の入浴剤を1つ用意するより、大人用の入浴剤で色々な色を揃える方がおすすめです。
緑の入浴剤はメロンソーダ、ピンクはいちごジュースとごっこ遊びができます。
本来の入浴剤の使いかたではありませんが、子どもを誘導するという目的には効果抜群。
楽にトイトレするコツ
トイトレを楽にするためのちょっとしたコツを紹介します。
低めの腰掛を使う
このような低めの腰掛に座るだけで、床に直接座るよりも、ズボンやおむつ・パンツの着脱がしやすくなります。靴の着脱もしやすくなります。
高さは牛乳パックと同じ7センチです。
お兄さんお姉さんパンツ
トイトレパンツやトイトレ用おむつがありますが、トイトレが進みにくい場合は、普通のお兄さんお姉さんパンツに切り替えてみるのも良いですよ。
こんな感じの大人と同じような薄いパンツです。
トイトレパンツだと、分厚いので濡れて気持ち悪いという感覚を得にくいです。
もりもりご飯を食べさせるコツ
活動量が足りないと食べない
活動量が多いほど良く食べるのは大人も子供も同じです。
極力、食事前には身体を動かせるようにしたいところです。
「おいしいな」と食べる真似
「わー、おいしそう。先生がいただいちゃいまーす!」
とスプーンを持って、保育士が大げさな演技で自分の口に運ぶ真似。
自分の食事を取られてしまうのは嫌なのか、食べ始めることも多いです。
小さく切る
味ばかりが食事が進まない原因ではありません。
肉など弾力がある食材は、嚙むのがめんどくさいという理由で食べたがらない子もいます。
スプーンで小さく切ることで食べやすくなることがあります。
汁物と一緒に食べる
おかずやご飯は食べないのに、なぜかスープは好きでよく食べるという子は多いです。
汁物は食べやすいからでしょうね。
ご飯が進まなくなったなと思ったら、1口2口スープを飲んで切り替えるのもおすすめです。
雨の日の室内遊びのコツ
お絵描きやシール貼りなど定番の遊びも、飽きないために工夫できることがありますよ。
0歳もできるシール貼り
本来、自分でシールを剥がして紙に貼るという動作が上手にできるようにならないとシール遊びは難しいと思われがちです。
0歳や1歳でも少し補助すればシール遊びできますよ。
指先でシールを剥がしにくい年齢では、大人が台紙を折ってシールの端をつまめる状態にすると、子どもが剥がしやすくなります。
さらに、大人がシールを剥がし子どものお手々にペタンと貼って、子どもは自分の手から剥がします。
シールを貼られた感触が得られるので、次は剥がしたい本能が働くのですね。
丸められなくても粘土遊び
丸められなくても粘土遊びはできます。
その場合、粘土は色が付いていることより、1色でも十分な量を用意するのがおすすめです。
丸められなくても、大きな粘土の塊を2つつなげて「電車」と思い思いに遊べますよ。
寒天で感触遊び
後片付けが大変なのですが、感触遊びは保育園でもウケが遊びのひとつです。
絵の具を混ぜた色付き寒天を牛乳パックに作っておきます。
まず、手で寒天崩しを楽しみ、ぐちゃぐちゃに。片付けるときに小さなカップに入れてゼリー作り遊びをします。
その他、小麦粉に水を入れて混ぜて小麦粘土を作る、春雨を水で戻しプルプルした感触を楽しむなどの感触遊びもありますよ。
サインペンでお絵かき
お絵描きするときは太めのサインペンがおすすめです。
サインペンはしっかり着色するので、自分で描けた感触が得られやすいです。
かんしゃくを鎮めるコツ
たいてい1歳になる前くらいからかんしゃくを起こすようになり、2~4歳になると激しさは最大化。かんしゃくを鎮めるのは一苦労ですね。
まずは安全な場所に移動
その子自身の周りから、硬いものやとがったものを遠ざけます。
手先を使う遊びを促す
紐通しなど手先を使いつつ集中して行える遊びを促します。シール貼りなども良いですね。
切り替えて別のことに集中することで落ち着くことが目的です。
窓の外を見る
室内で癇癪を起したのなら、外の景色などを見てもらいます。ベランダに出るのも良いですね。
クールダウンの時間を与えるために行う「タイムアウト」のために行います。
お水を飲む
水を飲み落ち着くという目的の他、飲んでいるときは口が閉じるので泣き叫びがストップします。
お手伝いをしてもらう
布巾を取ってきてもらう役など、年齢に応じてできる小さなお手伝いを頼みます。
様子を見る
癇癪が続く場合は、安全を確保した上でしばらく様子を見ます。
気が済むまで暴れると、自分から皆のところに戻れる子もいます。
まとめ
ワーママが自分時間を確保するためにできる保育園発のプチノウハウを紹介してきました。
無理せずが一番です。
その他、共働き子育てを時短するためにできることについては、下の記事でも紹介しています。
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