保育士おすすめ「くま」の絵本13選|0歳~5歳が夢中になった人気絵本を年齢別に紹介

くまの絵本おすすめ

保育士として働いています。

保育園では活動の合間や給食前後、お昼寝前などに毎日たくさんの絵本を読みます。1日4〜5冊以上読むことも珍しくありません。

その中でも、不思議なくらい子どもウケが良いのが「くま」が登場する絵本です。

やさしい・大きい・ふわふわ・頼もしい――くまのキャラクターは乳幼児が親しみやすく、0歳から5歳まで幅広い年齢で人気があります。

今回は実際に保育園で読み聞かせをして反応が良かった「くまの絵本」を、保育士目線で年齢別・目的別に紹介します。

この記事で分かること

  • 0歳〜5歳向けのおすすめくま絵本
  • 保育園で子どもウケが良かった作品
  • 寝る前・しかけ絵本・笑える絵本の選び方
  • 絵本サブスク活用法

まず読むならこれ|保育士おすすめ「くま絵本」BEST3

1位 しろくまのパンツ


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おすすめ年齢:1〜4歳

「誰のパンツ?」の問いかけが繰り返し登場します。
問いと答えを通して、子どもとのやり取りを楽しめますね。

保育園でもトイトレの導入時期によく読みます。

穴あき絵本なので、本当は保育園のような一対多の環境ではなく、家庭で個別に関わりながら読んで欲しい絵本です。

2位 よるくま


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おすすめ年齢:2〜5歳

寝る前に最強。

お昼寝前の読み聞かせでも空気が静かになります。

文字(言葉)を排除し、絵と空気感で”読む”最後の3ページが秀悦です。

3位 くまさんくまさん なにみてるの?


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おすすめ年齢:0〜5歳

エリックカール氏の色彩が美しい絵で楽しむ絵本。

「母の気持ちを静かに代弁してくれる」そんな絵本です。

保育園で反応が良かった順|くま絵本レビュー

しろくまのパンツ

著者: tupera tupera
初版発行: 2012年09月

借りるのではなく、購入して読むべきなのがしろくまのパンツです。

しろくまのパンツは帯が赤いパンツになっているというしかけ絵本なのです。

何やら困っているしろくまさんにねずみさんが心配して聞きます。

「どうしたの?」

「ぼくのパンツが、なくなっちゃったんだ」としろくまさん。

ねずみさんと一緒にしろくまさんのパンツ探しが始まります。

穴あき絵本になっているので、子どもにめくってもらいながら読み進めるのがおすすめです。

0歳から楽しめる絵本ですが、保育園では1歳後半から3歳前半のトイトレを頑張っている時期によく読んでいますよ。

よるくま

作: 酒井 駒子
初版発行:1999年

 夜の寝かしつけ前にぴったりの絵本。

小さな男の子が、お母さんを探している小熊「よるくま」のために奮闘します。

「ママ あのね・・
きのうのよるね、うんとよなかに かわいいこが きたんだよ。」

男の子からママへの語りかけでお話が進んでいきます。

絵が大きく、お話が分からない0歳児から5歳児まで幅広く楽しめる絵本です。

お昼寝時間前の読み聞かせでは、最後の「おやすみなさい」まで読んで本を閉じると、良く眠ってくれる気がします。

きみにありがとうのおくりもの

作: 宮野 聡子
初版発行:2020年

ありがとうってどんなときにいうのかな・・・

森に住む仲良しのこりすとくまくん。

2匹はおそうじやお料理をしたり、花や野菜を育てたりしながら、毎日お互いに感謝して過ごしています。

こりすくんはくまくんのことを、くまくんはこりすくんのことを想うと、あたたかく優しい気持ちになるのです。

食事中、ふと、くまくんが言いました。
「ねぇ、いつも ありがとう」
「ありがとうって、きっと、うれしいときに いうんだね」

それを聞いたこりすもくまくんに「ありがとう」の言葉を伝えます。
「きみのぜんぶにうれしくて、きみのぜーんぶに、ありがとう!」

近年に描かれた絵本は面白さや奇抜さを追求した絵本も多いのですが、この「きみにありがとうのおくりもの」は正統派・純絵本、そんなお話です。

ぼりすと ばーばら

文・絵:ディック・ブルーナ
訳:なかの ゆりこ 訳

かわいらしい絵で特に0-1歳児クラスで不動の人気を誇るのが、ディック・ブルーナさんの絵本です。
くまのぼりすシリーズの1作が「ぼりすとばーばら」。
なかよしのぼりすとばーばら。ぼりすはばーばらにいいところを見せようと木登りにチャレンジします。ばーばらは心配そうにしています。
「へっちゃらだよ」と登り始めるぼりすですが、木から落ちてしまいました。そこでばーばらが秘策を考えるのですが・・

しょうぼうしの くまさん

作・絵:フィービ・ウォージントン、オリバー・ウィリアムス
訳:こみや ゆう
初版発行: 2020年

ぴかぴかのあかい消防車にのって、助けをもとめる人たちのもとへむかうしょうぼうしのくまさん。
木から降りられなくなったねこをおろしてあげたら、今度は納屋が燃えているという通報が。
実直に働くくまさんの姿が人気の、「くまさん」シリーズの最新刊です。
保育園男児にとって”消防車”は、マジックワード。
「しょうぼうしの くまさん」の絵本を取り出すと、ササっと保育士の前に来てくれます。
くまさん 万歳!

くまさん くまさん なに みてるの?

著者: ビルマーチン
挿絵: エリック・カール
初版発行: 1967年

くまさんに問いかけます。「くまさん くまさん、 ちゃいろい くまさん、 なに みてるの?」
くまさんの視線の先にいるのは、赤いとり。

そのとりに聞いてみます。「なに みてるの?」
とりさんの視線の先にいるのは、黄色いあひる。

はらぺこあおむしでおなじみのエリック・カールさんの美しい絵を楽しめる絵本です。

英語保育士の立場としては、このエリック・カールさんの絵本シリーズには、英語併記版がある点でおすすめなのです。

英語の絵本は多数販売されていますが、日本語と英語が併記されている絵本は数が限られています。

「くまさん くまさん なに みてるの?」には色の名前がたくさん登場します。
英語併記版なら日本語で読みつつ、色の名前や英語で読める部分だけ英語で読むといった使い方ができますよ。

てぶくろ

ウクライナ民話
初版年月日 : 1965年

おじいさんが森の中で手袋を片方落としてしまいました。

雪の上に落ちていた手袋に「あたたかそう」とネズミが住み始めます。

そこへカエル、ウサギやキツネがやってきて、「わたしもいれて」「ぼくもいれて」と仲間入り。

最後に登場するのが大きなクマ。

超満員の手袋はどうなってしまうのでしょうか。

「てぶくろ」は保育園や幼稚園で行う劇として扱いやすく、原作の絵本も園に必ず2-3冊は置いてあるであろう名作です。

うまれかわり

文:木下正彦
絵:木下絵美
初版発行: 2022年9月

「おれさまの強さを見せつけてやる!」
きつねや牛に勝負をいどみ、乱暴に打ち負かすくま。

くまの前にあらわれたえんまおう。
「そのつみを きつねにうまれかわってつぐなうのじゃ、かーっ!!」

自分のふるまいを反省するくま。
くまは本物の強さに気が付くことができるのでしょうか。

「うまれかわり」の世界を本物の妙楽寺の住職が描いている絵本です。

インパクトのあるえんまおうに特に3歳児以上が大ウケです。

にくにくしろくま

著者: 柴田 ケイコ
挿絵: ケイコ・柴田
初版発行: 2021年2月

「パンどろぼう」シリーズで大人気の作家 柴田 ケイコさんによる絵本。
おにくをたべるのが大好きなしろくま。
「だいすきおにくりょうりのなかにはいってみたら、どんなかんじかな?」
としろくまさん。
まさか、ジュウジュウ、あつあつ、やきたてのステーキといっしょに焼かれてみるしろくま。
「ぼくにもやきめがついちゃった。」と嬉しそう。
しろくまなのに人間味あふれる表情がたまらないしろくまさんに、大人もハマります。
園児に読み聞かせるためというより、保育士本人の趣味でつい買ってしまった絵本です。

くま絵本を選ぶときのポイント

「くまの絵本」といっても、赤ちゃん向けの短い絵本から5歳頃が楽しめるストーリー重視の作品までさまざまです。

保育園での読み聞かせでも、年齢によって子どもが反応するポイントを意識して絵本選びをしていますよ。

迷ったら次の基準で選ぶと失敗しにくいですよ。

0〜2歳は「繰り返し・色」で選ぶ

0〜2歳頃の子どもは、まだ長いストーリーを理解するよりも「音のリズム」「繰り返し」「はっきりした色」を楽しんでいます。

例えば次のような特徴がある絵本は反応が良いです。

  • 同じ言葉が繰り返される
  • 色が鮮やかで分かりやすい
  • 1ページごとの変化が大きい
  • 動物や食べ物など身近なものが出る

実際に保育園でも、乳児クラスでは難しい物語より「もう1回読んで!」と言われる繰り返し絵本の方が人気です。

0〜2歳なら特におすすめなのは以下。

「お話を聞く」というより、「絵本で遊ぶ」感覚で選ぶと合いやすいです。

3歳以降は「笑える・感情移入」で選ぶ

楽しいことが大好きな子どもたちです。

このため人気なのは、

  • 笑える
  • 驚きがある

といった絵本です。

ただ、3歳頃になると、子どもはストーリー展開や登場人物の気持ちを理解できるようになります。

  • 主人公を応援したくなる
  • 優しさや友情が描かれている

といった感情が動く絵本も是非取り入れて欲しいと思います。

保育園でも3〜5歳児は、ただ聞くだけではなく、

「かわいそう」
「それダメだよね」
「わたしもそうする!」

など感想をたくさん話してくれます。

3歳以上ならおすすめは次の作品。

長めのストーリーでも最後まで集中して聞ける子が増えてきます。

寝る前なら静かな絵本がおすすめ

寝る前の読み聞かせなら、テンションが上がる絵本より、ゆったりした雰囲気の作品がおすすめです。

寝る前向け絵本は、

  • 文章が穏やか
  • 絵がやさしい
  • 安心感がある
  • 終わり方が静か

という特徴があります。

保育園でも、お昼寝前は笑える絵本より落ち着く絵本を読むことが多く、部屋の雰囲気が自然と静かになります。

寝る前なら特におすすめなのはこの2冊です。

よるくま

小さな男の子とくまの交流が描かれる優しい物語。
読み終わる頃には部屋全体が落ち着いた空気になることも多く、お昼寝前の読み聞かせにも向いています。

きみに ありがとうのおくりもの

「ありがとう」の気持ちや優しさがテーマ。
刺激が少なく、穏やかな気持ちで1日を終えたいときにおすすめです。

夜の寝かしつけ前に絵本を読むなら、笑わせる目的より「安心して眠れる雰囲気」を意識して選ぶと入りやすいですよ。

絵本をたくさん読むならサブスクも便利

絵本は子どもの年齢や興味によって好みが大きく変わります。

「どんな絵本を揃えればいいか分からない」
「同じ絵本ばかり読んでいて飽きてきた」
「年齢に合った絵本を選んでほしい」

そんな家庭では、絵本サブスクを利用する方も増えています。

毎月、子どもの年齢や発達に合わせた絵本が届くため、自分では選ばなかった作品に出会えるのも魅力です。
今回紹介したような動物絵本や名作絵本に出会えることもあります。

絵本サブスクについて詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

絵本サブスク比較|人気サービスの違いを保育士が解説

<現役保育士選>絵本サブスク結局どれがいい?

くま以外の動物絵本や人気作品もチェック

今回紹介した「くま」の絵本以外にも、保育園で子どもたちの反応が良かった絵本をテーマ別にまとめています。

動物が好きな子、昔ながらの名作を読みたい子、幅広くおすすめ絵本を探したい方はこちらもどうぞ。

子ども向けおすすめ絵本まとめ|保育士が年齢別に紹介

うさぎが登場する絵本おすすめ|保育園で人気だった作品

昔ながらの名作絵本まとめ|長く愛される定番作品

好きな動物やテーマから絵本を探すと、子ども自身が「読んで!」と持ってくるお気に入りが見つかりやすくなります。

まとめ

くまの絵本は、赤ちゃん向けのやさしい作品から、笑える絵本、寝る前向け、感情を学べる作品まで幅広くあります。

保育園で実際に読み聞かせをして感じるのは、「くま」の絵本は年齢を問わず反応が良いということ。

迷ったらまずは、

  • 0〜2歳:しろくまのパンツ
  • 2〜5歳:よるくま
  • 乗り物好き:しょうぼうしのくまさん

あたりから読むと外しにくいですよ。

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