保育士として働いています。
- 保育園に入園してからおむつかぶれが悪化した
- 帰宅したらおむつがパンパンなんだけど?!
- 保育園ではおむつが減らない気がする
- 保育園でおむつ本当に交換しているの?!
と不安に感じる保護者の方はとても多いです。
しかし実際には、保育園で交換していないのではなく、園ごとのルールや体制が理由で“交換できないタイミングがある”ということがほとんどです。
この記事では、現役保育士としての経験から、保育園でのおむつ交換の基準・パンパンで帰る理由・園に相談すべきポイントを分かりやすく解説します。
保育園のおむつ交換の基本ルール
おむつ交換のルールは園によって違いますが、多くの園では以下のどれかです。
交換の基本パターン
- 決まった時間にクラス全員一斉交換
- 濡れに気づいたら個別に交換
- 排便時は必ず都度、個別に交換
- 着替え・午睡前などの活動前に一斉に交換
この違いによって、同じ1日でも交換回数が3回の園もあれば、6回の園もあるという差が生まれます。
年齢別<保育園でのおむつ交換の流れ>

保育園でのおむつ替えスケジュールの一例を紹介します。
0・1歳児クラス
0・1歳児クラスのおむつ替えは、基本は1日4〜5回+うんち分です。
7:00 合同保育
- 視診、検温のあと、自由遊び
- 朝、自宅で履いてきたおむつを履いている。
- うんちをした場合に、適宜おむつを交換する。
8:50 合同保育終了
- おもちゃ片付け
9:00 各クラスに移動
- 0歳児クラス、1歳児クラスにそれぞれ分かれた活動を開始する。
9:10 朝おやつ
- エプロンを身に着け朝おやつを食べる
9:15 朝の会
- 朝の歌や挨拶など。
9:20 主活動準備
- おむつ替え
クラス全員がおむつを替える(おしっこが出ている子)。 - おしっこが出ていない子でもトイトレ中であれば、一度おむつを脱いでトイレに座る練習をする。
- 外に出る場合は帽子を被るなど準備
9:30 主活動
- 散歩・制作・室内あそびなど。
- うんちが出た子は適宜おむつ替え。散歩中だけはおむつ替えできず。
10:45 着替え
- 着替えと共にクラス全員がおむつを替える
11:10 給食
11:45 午睡準備
- クラス全員でのおむつ替えはしないが、このタイミングでうんちをする子も多いためチェックは行う。適宜おむつ交換。
12:00 午睡
14:45 目覚め
- クラス全員がおむつを替える
15:20 おやつ
15:45 帰りの会
16:00 合同保育
- 0・1・2歳児と3・4・5歳児の2つに分けた合同保育
- 自由遊び
- 降園に備え、クラス全員がおむつ替え
17:30 合同保育
- 延長保育に入る子は全員おむつ替え
よって、保育園で9時から17時くらいまでを過ごす子の場合、うんちを一切しなかったとしても1日4回はおむつ替えの機会があります。
0歳・1歳児クラスのよくある実態
- 授乳やミルク、抱っこで手が離せず、他の子のおむつの濡れに気づいていても交換できない時間帯があるのが現実。
- 動きが活発で、交換台まで連れていくのに時間がかかるため、出てすぐ交換が難しいケースが多い。
2歳児クラス
2歳児クラスのおむつ替えスケジュールは次のとおりです。
7:00 合同保育
- 視診、検温のあと、自由遊び
- 朝、自宅で履いてきたおむつを履いている。
- うんちをした場合に、適宜おむつを交換する。
- トイレで排泄できる子は適宜トイレに行くことを促す。
8:50 合同保育終了
- おもちゃ片付け
9:00 各クラスに移動
- 2歳児クラスの部屋に移動する。
9:10 朝おやつ
- 朝おやつを食べる
9:15 朝の会
- 朝の歌や挨拶など。
9:20 主活動準備
- おむつ替えまたはトイレ
- 外に出る場合は帽子を被るなど準備
9:30 主活動
- 散歩・制作・室内あそびなど。
- うんちが出た子は適宜おむつ替え。トイレで排泄できる子は適宜トイレに行く。
10:45 着替え
- 着替えと共にクラス全員がおむつ替えまたはトイレ
11:10 給食
11:45 午睡準備
- トイトレも兼ねて全員トイレに座る練習。おむつの子は濡れていれば交換。
12:00 午睡
14:45 目覚め
- クラス全員がおむつ交換またはトイレ
15:20 おやつ
15:45 帰りの会
16:00 合同保育
- 自由遊び
- 降園に備え、クラス全員がおむつ替えまたはトイレ
17:30 合同保育
- 延長保育に入る子は全員おむつ替えまたはトイレ
2歳児クラスのよくある実態
- トイレトレーニングによりおむつの子・トイレの子が混在し、対応が複雑。
- パンツトレーニング中の子を降園前におむつに変更するのを忘れるという事案が頻発。
- 個別ケアが増え、1日中おむつの子は交換が後回しになることもある。
3歳児クラス以降
3歳児クラスになってもおむつを使っている子もいます。
3歳児クラスでも活動の合間にトイレに行くため、おむつの子もそのタイミングでおむつを交換します。
4-5歳児クラスになると保育室にトイレは併設されていませんが、3歳児クラスでは2歳児クラスと共用のトイレが保育室内に併設されています。

保育所の設置基準は全国統一。
トイレの数は基準に準拠し決められている。
2歳児クラスからも3歳児クラスからも出入りできる共用のトイレで、そこでおむつを交換することが多いでしょう。
おむつがパンパンで帰宅してしまう理由

「パンパンのまま帰った=交換していない」とは限りません。
実際には以下の理由が多いです。
帰り際“降園直前で排尿”した
おむつパンパンの最も多い理由です。
例えば、お帰りの会直後に降園する場合
- 昼寝からの起床後に交換済み
- 帰りの荷物をまとめ、降園準備も済んでいる
- 保護者はいつ来るかなと遊びながら待っている間に排尿
というパターンが頻発します。
おむつ交換ルールが「時間基準」型
おむつ交換の時間を決めて、一斉に行う保育園では、濡れていても次の交換時間まで待つケースがあります。
例:
10:45に交換 → 次は午睡前 → 14:45に交換
その間に濡れても活動中だと交換できない
保育園から帰宅したらおむつが明らかにパンパンであるという理由の7割は、これだと思います。
家庭では、おむつ交換の時間は特に定めていないでしょう。
子どもに合わせて「そろそろ出たかな」というタイミングでおむつの中を確認、交換の必要があればおむつを交換するはずです。
保育園では園児個別のタイミングで交換することが難しいのが事実。
このため、決まった時間におむつを換える「時間基準型」とする保育園も多いです。
排せつの間隔は個人で違うのに、おむつ交換のタイミングは他のお友達と全員一緒。

ベビーシッターみたいに個別対応とかできないわけ?!
もうちょっと融通が利かないの?と思うところですが、保育士ひとりで0歳児なら3人、1歳児なら6人を保育しているので、実現困難というのが現実です。
バタつく時間帯に交換の抜け漏れが起きることもある
保育士の人数・日によっては、交換が漏れてしまうヒューマンエラーもゼロではありません。
動き回る子どもたちを「〇〇せんせー、サクラちゃんおむつまだでしたっけ?」「さっき、終わりましたー」というように確認しながらおむつ交換に奔走しています。

あれ、さっきミクせんせーが私のとこに来ておむつ交換したよ。
今度はヨウコせんせーがおむつ替えに来た。

僕まだよー。
サクラちゃんはメリーズのMサイズで・・コウタ君はマミーポコのLサイズで・・とかやっているともう、おむつもどれが誰のだかわからなくなってくるというのが正直なところです。

せんせー、僕のマミーポコ捨てないで。
それは脱いだおむつじゃなくて、新しいおむつじゃ。
おむつの替え忘れ、筆者にも経験があります。
本当にすみません・・
元々おむつ交換が少なすぎる
おむつ交換が少なすぎるのなら、遊びや食事・関り方などすべてが雑である可能性が大です。

保育所設置基準だと、うちら15人に対しせんせーが5人いるはず。
毎日4人しかいないじゃん。

2歳児クラスのマキせんせー、3月末で辞めるらしいよ。

うちの保育園大丈夫?
転園も視野に入れるべきです。
気になるときは保育園に相談(遠慮しなくて大丈夫)
おむつについての相談はクレームではありません。
保護者が子どもを心配するのは当たり前。
クレームかどうかは内容ではなく、言い方ひとつだといつも思います。
園に相談しても良いこと
- おむつの交換基準を知りたい
- パンパンで帰る日が多く心配
- かぶれが続いていて気になる
- トイトレの進め方について相談したい
相談するときのポイント
保育園の先生に相談するときの伝え方は、

おむつかぶれが気になっているので、保育園でのおむつ交換のタイミングを教えてもらえますか?
これだけで十分です。
まとめ
- おむつ交換の基準は園によって異なる
- パンパンで帰るのは“直前で出ているだけ”のことが多い
- 不安なときは遠慮せず相談してOK
保育園から帰ってきたらおむつパンパン問題については、下の記事も参考になりますよ。






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