保育士として働いています。
今、子どもたちに一番人気の絵本キャラクターと言えば、間違いなくパンどろぼうとその仲間たちになるでしょう。
子どもも大人も「かわいい」とパンどろぼうにはまっていく一方、パンどろぼうが嫌いという声があるのも事実です。
今回は、保育士の目線でパンどろぼうが嫌いという人はどのあたりを嫌いと言っているのか、声を代弁したいと思います。
この記事で分かること
- 「パンどろぼう」が“嫌い”と言われる理由は何か
- 保育士目線で見た子どもの反応とメリット
- 代わりにおすすめできる絵本
パンどろぼうは嫌い派の理由は?
そもそも、パンどろぼうって?
そもそも、パンどろぼうってなんだ?という方は、実際に手に取っていただくか、
パンどろぼうが人気である秘密を大解剖した下の記事をお読みくださいね。
パンどろぼう好き派vs.嫌い派
見た目もかわいらしく、子どもにも大ウケなパンどろぼうですが、中には嫌いという方が一定数います。
子どもからは「パンどろぼう読んで!買って!」とせがまれる一方、大人は「読んで欲しくない・嫌いと思っている」というパターンですね。
大人でも大好き派もいれば嫌い派もいます。
これほどまでに好き嫌いが分かれる絵本も珍しい!
食べ物を粗末に扱うのが良くないという声
嫌いという人の理由のひとつは、食べ物を食べて「まずい」と投げ捨ててしまうパンどろぼうに同感できないことでしょう。

もりのパン屋さんから盗んだくせに、そのパンを食べて「まずい」と投げ捨ててますからね。
子どもたちに真似されては非常に困ります。
さらに第3作の「パンどろぼうとなぞのフランスパン」では、ネズミの天敵であるネコをやっつけるための秘策として、パン屋のおじさんが作ったおいしくないというクリームパンを使っています。

「これをくらえー」とクリームパンをネコの口に投げ入れるのも、たしかに子どもたちには真似されては困りますね。
苦労せずにパンを作れるかのような描写が良くないという声
第一作「パンどろぼう」では、「盗むより自分で作ってみては?」というパン屋のおじさんの言葉で改心したパンどろぼうが修行に励み、おいしくなかったパン屋を世界一のパン屋さんにします。
パンを初めて作ってからわずか2ページ目には、世界一おいしいパンが焼けるように・・
って、展開が早すぎるし、プロとしてパンを焼く苦労をそんなに簡単に描かれても困るという声です。
正直、パン作りで生計を立てていらっしゃる方が読んだら、悲しくなるストーリーかなとは思います。
私は保育園で、食べ物関係の職人さんが親御さんの子の前では、パンどろぼうは読みません。
嫌いだけど読んで!とせがまれたときは
お友達にもパンどろぼうファンが多く、保育園や幼稚園でも読み聞かせで登場すると、家でも「パンどろぼうが読みたい!欲しい!」となるのは当然です。
実際、「まずい」のシーンは子どもに大ウケなのですが、筆者の場合、保育園で読み聞かせするときにちょっとセリフを変えたりしています。

「まずい」と書いてある通りには読まず、「わー、思ったのと違ったー」とか「めっちゃ固かった」とかですかねえ。
後は「まずい」のページも子どもたちに見せるけど、セリフを読まないとか。
年中・年長さんだと文字が読めるので、「せんせー、違うよー。”まずい”って書いてあるよー」と突っ込まれることもありますが、それはそれでOKです。
パンどろぼうの作者や出版社もその辺の意見を反映したのか、第4作「パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち」では、2ページぶち抜き変顔ページが「う・・うまい」になっています。

第5作「パンどろぼうとほっかほっカー」では車に水をかけられびっしょりと濡れてしまったパンどろぼうのビジュアルになっています。

作者や出版社の模索の様子が垣間見られますねえ。
パンどろぼうの代わりに読むなら
子どもたちはパンが大好き。
パンどろぼう以外にもパンを題材にした素敵な絵本がたくさんありますよ。
下の記事では「読み聞かせにぴったりのパン絵本のまとめ」を紹介しているので、こちらから探してみるとお子さんに読んでもらいたい作品が見つかるかもしれません。
まとめ
保育士の目線でパンどろぼうが嫌いという人はどのあたりを嫌いと言っているのか、声を代弁してきました。
絵本をキャラクターで選ぶなら、保育士が選んだ人気キャラ絵本ランキングの記事を参照してくださいね。






