保育士として働いています。
保育士として働く中で日々感じるのは、絵本の楽しさはキャラクターの魅力で決まるということ。
とくに、かわいい・おもしろい・癒やされるキャラクターは、子どもはもちろん、私たち大人もすっかりファンになります。
この記事では、現役保育士の視点で、子どもにも大人にも人気の絵本キャラクターをカテゴリ別に紹介します。
- 絵本をもっと好きになってほしい
- プレゼントに人気キャラのグッズを選びたい
- 保育園グッズをかわいく揃えたい
- 絵本キャラクターの人気ランキングを知りたい
そんな方にぴったりの内容です。
動物系キャラクター(親しみやすい定番ジャンル)
うさぎ・ねずみ・ネコなど動物が登場する絵本のキャラクターは、間違いなくかわいい。
保育園でも年齢問わず人気が高い鉄板ジャンルです。
こぐまちゃん
作:わかやまけん
2世代3世代で読み継がれてきた絵本の名作「こぐまちゃんシリーズ」のこぐまちゃんです。
おともだちのしろくまちゃんと一緒に、ケーキを食べたり泥遊びをしたり。
おすすめグッズ
無表情なのに笑っている・・そんなほんわか系のキャラクターです。
絵本は、印象的なオレンジなど0歳児にも分かりやすい鮮やかな発色で、 子どもたちを引き付けています。
大人が見てもかわいい!
ミッフィー(うさこちゃん)
文・絵:ディック・ブルーナ
大人の間ではミッフィーという名前で親しまれているこのかわいいキャラクターは、絵本の中では「うさこちゃん」です。
英語版の絵本ではミッフィーなのでキャラクター名として定着しているのですね。
おすすめグッズ
日本語版の絵本の中ではうさこちゃんなので、子どもたちにミッフィーと言っても誰のことか分からないのはあるあるです。
子どもの間では年齢を問わず、女の子に人気で保育園グッズをうさこちゃん(ミッフィー)で揃えている子もいますよ。
わにわに
小風 さち 文/山口 マオ 絵
きもカワで子どもたちに人気のキャラクターが「わにわに」です。
大迫力のビジュアルでふろに入り、ごちそうを食べ・・
人化したわにわにがかわいいです。
おすすめグッズ
個人的には「大人ファン、もっとカモーン!!!」って一番思っているのがわにわにです。
キモかわの良さが伝わらない子ども目線では、わにわには面白いキャラクターであり、かわいいっていう声は聞こえてきません。
大人絵本ファン、わにわにに注目。
しろくまくん
作: tupera tupera
「はいてますよ!」
って、ねずみ君に言われるまで自分がパンツをはいていることに気が付かないしろくまくん。
そんなことあり?!
おすすめグッズ
しろくまくんは2歳から3歳児に特に人気のキャラクターです。
保育園ではトイトレの開始時期などの読み聞かせによく登場する絵本です。
しろくまくんの他、tupera tuperaさんの絵本は人気キャラクターの宝庫なので、他の絵本も是非見てみてくださいね。
tupera tuperaさんのキャラクターは、どれもゆるさ加減が絶妙でかわいいんです。
キャラクター自身が「僕かわいいでしょ」って押してないのがいいですねえ。
11ぴきのねこ
作:馬場のぼる
初版発行が1967年なので、2世代いや3世代に渡って親しまれているキャラクターが11ぴきのねこさんたちです。
正確には10ぴきのねこと、縞縞模様のとらねこ大将とで11匹です。
おすすめグッズ
コロッケ屋さんになるも作り過ぎて飽きてしまう11匹。
宇宙船の修復を手伝って、あわよくば一緒に宇宙に行こうとするも乗り遅れる11匹。
にくめないキャラクターに大人にもハマります。
誰からも愛されるかわいいキャラクター像って、不変なんですね。
フレデリック
作: レオ・レオニ
「フレデリック、どうして きみは はたらかないの?」
「こう見えたって、はたらいてるよ。」
聞けば、寒い暗い冬のために光・色・言葉をあつめているのだと言います。
やがて冬がやってきて、食べるものが尽きて凍えた身体をよせあう野ねずみたち。
その時、立ち上がったのはフレデリックでした。
おすすめグッズ
谷川俊太郎氏の美しい言葉選びに5-6歳児も親しんでいる絵本です。
フレデリックの眠そうな目が可愛らしい!
なお、フレデリック他、レオ・レオニさんの名作絵本は保育園でも良く登場するのですが、本当は保育園のように大勢の子どもたちを前に読むのではなく、家庭でお膝の上で読んでもらいたい本だったりします。
余白を贅沢に、効果的に使っており、味わいながら絵を見てもらいたい絵本なので、絵本と目の距離は1m以内がおすすめです。
食べ物系キャラクター(インパクトが強い)
食べることは大人も子供も大好きです。
食べ物を題材にした絵本とそのキャラクターもまた、人気がありますよ。
パンどろぼう
作:柴田 ケイコ
パンがパンをどろぼう!
「おれは パンどろぼう。おいしいパンを さがしもとめる おおどろぼうさ」
さて、その正体は?
2025年、子どもたちから不動の人気を誇るのがこの人(ねずみ)パンどろぼうです。
ビジュアルのかわいらしさはもちろん、シュールな笑いがイマドキの園児に刺さっています。

おすすめグッズ
パンどろぼうグッズは、グッズもトンガってて、攻めてきている感があります。
パンどろぼうの人気の秘密については、くわしく下の記事で考察していますので、参考にしてくださいね。
パンどろぼうの周りを固めるかわいいサブキャラにも注目してください。
そらまめくん
作:なかや みわ
そらまめくんが愉快な仲間たちといっしょに楽しく過ごす1日を描いた絵本です。
そのかわいらしさと読後のほっとする感が、大人にも心地よいです。
そらまめくんシリーズとして保育園ではすっかり定着していますが、人気を不動の物としたのが、「そらまめくんのあたらしいベッド 」でしょうか。
そらまめくんは、ゆるキャラでもない、キモかわでもない、かわいいの王道を行くそんなキャラクターです。
おすすめグッズ
魚・昆虫系キャラクター(図鑑好きの子にも刺さるジャンル)
昆虫が苦手という方でも、絵本で読むとかわいさにハマるのが面白いところです。
きんぎょがにげた
作:五味 太郎
金魚鉢からにげだした1ぴきのきんぎょ。
どこだどこだ?0-2歳児の子どもたちが大盛り上がりの絵探し絵本です。
おすすめグッズ
初版は1982年ですが、古くて新しいおしゃれ感があり、きんぎょがにげたのエプロンを持っているという保育士も多いです。
大人が使っても子どもが使っても良い・・そんなキャラクターです。
はらぺこあおむし
作: エリック・カール
読み継がれるエリック・カールの名作はらぺこあおむし。
保育園では0-3歳児クラスで良く読み聞かせする絵本です。
あおむしがさなぎになってからちょうちょになるという蛹化・羽化の過程をこの絵本で初めて学んだという子も多くいます。

はらぺこあおむしのさなぎを見て「うんこ!」と即答する2歳児、あるあるです。
まあ、形は似てるけどね。
おすすめグッズ
緑色なのにあおむしなのも子どもたちの不思議ポイントのようです。
親子でお揃いできる。
空想系キャラクター
動物でも昆虫・魚でもない、人でも食べ物でもない。
絵本の世界から生まれたその他の人気キャラクターを紹介します。
だるまさん
作: かがくい ひろし
「だるまさんが」びろーーーん
「だるまさんが」ぷしゅーーー
だるまの見た目で名前も「だるまさん」。
そのままですが、0-1歳児に大人気のキャラクターのひとりです。

動きのある画と「だるまさんが」の繰り返しが分かりやすく、0歳児クラスで発表会の演目の題材として選ばれることも多いですよ。
おすすめグッズ
個人的には、でっかいめろんさんがかわいいので好きですね。
ポケットモンスター
おすすめグッズ
おべんとうバス
作:真珠まりこ
おにぎりさん、ブロッコリーさん、ハンバーグさん、たまごやきさん、エビフライさん、ミニトマトさん、オレンジさんがバスに乗って出発です。
「おべんとうバスがはしりますー。のせてのせてと手を振ってー♪」
の歌に乗り、発表会の演目としても採用されることが多いです。
おすすめグッズ
しましまぐるぐる
作: かしわらあきお
キャラクターとはちょっと違うのですが、0歳児に人気なのが「しましまぐるぐる」です。
目と口があるしましまとぐるぐる模様が可愛らしいだけではなく、コントラストの強い配色や太い線を採用し、0歳児の視力の発達を意識して良く練られている絵本です。
おすすめグッズ
ポップな配色は大人が見てもかわいいですねえ。
ランドリーバッグにめっちゃ可愛いですね。
ねないこだれだ
作:せなけいこ
2024年にお亡くなりになった大作家せなけいこさんの代表作です。
キャラクターの名前は「おばけ」でしょうか。
おすすめグッズ
1969年の初版から子どもにも大人にも親しまれているのは、おばけ感ありつつも愛嬌のあるキモカワ風ビジュアルのせいではないでしょうか。
0-2歳児のおばけ感は「ねないこだれだ」のおばけだと思うんですよね。
せなけいこさん=おばけ絵本というくらい、たくさんのかわいいおばけを読者に届けてくださいました。
おおきなかぶ
再話:A・トルストイ
おじいさん・おばあさん・まごむすめ・いぬ・ねこ・・
キャラクター名は?問われると「うんとこしょ、どっこいしょ」と答えるのが適当かもしれません。
ロシアの昔話おおきなかぶは、この佐藤 忠良さんの迫力ある画のバージョンの絵本は保育園には必ずあるといっても過言ではありません。
おすすめグッズ
この絵を見るだけで「おおきなかぶ」のお話ね!って子どもも大人も分かるでしょう?
絵本の人気キャラクターとしてはかわいいとはちょっと違うかもしれないけど、みんなが知っている渋いキャラですねえ。
保育士目線:年齢別に「反応が良かった絵本キャラクター」
保育園で読み聞かせをしていると、同じキャラでも年齢によって子どもの反応がまったく違う ことに気づきます。
ここでは、実際に読み聞かせで反応の良かった絵本キャラクターを年齢別に紹介します。
0〜1歳:シンプルでわかりやすいキャラ
視力が発達途中の0〜2歳は、視覚的にわかりやすいキャラに強い反応を示します。
反応が良かったキャラの特徴
- はっきりした色づかい
- くり返し表現が多い
- 動きが大きく、ページをめくるごとに変化がある
- 表情が読み取りやすい
実際に人気だったキャラの例
だるまさんとそのお友達
「だるまさんが」に出てくるだるまさんは0~1歳さんにウケがいいこと間違いなし。
だるまさんの他、ばななさんやいちごさんなどお友達キャラにも良い反応を示していますね。
食べ物系キャラは強い!
がたんごとん
絵本にはお名前が出てこないのですが、「がたんごとん」に出てくる汽車さんも0~1歳児さんは大好きです。
子どもウケもいいですが、線と点だけで描かれたこの渋いお顔が大人のツボにも刺さります。
ももんちゃん
おむつ1枚でどこまでも行く、赤ちゃんももんちゃん。
自分の姿とオーバーラップしてみることができるのか、赤ちゃん組さんでも人気があるキャラです。
2歳〜年少:ストーリー性のあるキャラが好き
3歳ごろになると、物語の“流れ”を追う力がぐんと伸びます。
そのため、キャラクターの性格や行動に興味を持ち始める時期 です。
反応が良かったキャラの特徴
- 会話が多く、掛け合いが楽しい
- 少し長めのストーリーでも集中できる
- 感情の変化がわかりやすい
- 「次どうなるの?」と興味を引く構成
実際に人気だったキャラの例
ノラネコぐんだん
ノラネコ全員でどこまでも。
おいしい物には目がなく、アイス工場ではアイスの中に飛び込むノラネコ。
こどもたちも笑ってお話を聞いていますが、大人もハマるかわいさです。
ノンタン
→ ちょっぴりいたずらな性格に共感?ツッコミながら聞く子多数
11ぴきのねこ
→ 仲間同士のやりとりやユーモアに爆笑する場面も
4〜6歳:ユーモアや冒険系キャラが人気
年中〜年長になると、“ストーリーの奥行き”や“キャラの個性” に興味が移っていきます。
ギャグっぽいキャラや冒険ストーリーなど、「自分も一緒に冒険している感覚」 を味わえる作品が人気です。
反応が良かったキャラの特徴
- 笑いのポイントがわかりやすく、大きく盛り上がる
- 謎解きや冒険要素があって飽きない
- 登場人物が多い物語も楽しめる
- 少し長い読み聞かせでも集中が続く
実際に人気だったキャラの例
パンどろぼう
近年出版された絵本のキャラクターでは、4-6歳に一番人気はパンどろぼうです。
笑いのツボ、ストーリー展開、個性際立つわき役。
キャラクターが光るよう計算されつくした構成です。
おしりたんてい
→ ユーモアと推理が合わさり、年長児の鉄板人気
まとめ
絵本キャラクターは、流行に左右されず長く愛される魅力があります。
お気に入りのキャラクターと、ぜひ長く付き合っていってくださいね。
下の記事では絵本のキャラクターのうち、ゆるキャラだけを厳選して紹介しています。
合わせて参考にしてくださいね。
































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