共働きの現役保育士です。
乳幼児を保育する施設である保育園は、子育てに関するノウハウの宝庫です。
そうと分かっていても、保育園での遊びを家庭で取り入れるのはハードルが高いと思っている方もいるでしょう。
実際は、保育園の先生たちも子どもたちが楽しめてお金のかからない遊びを試行錯誤しています。
実際は、保育園の先生たちも子どもたちが楽しめてお金のかからない遊びを試行錯誤しています。
今回は、現役保育士が実際にやっている、手軽にかつコスト0円で家庭でもできる遊びのアイデアをご紹介しますよ。
保育園で行われている活動や活動の中から、次のような条件で選びました。
-
家庭でも手軽に取り入れられる
-
子どもたちが楽しめている
-
子供の成長や発達に役立つ
-
コストをかけずにできる
-
特別な準備なくできる
Contents
保育園のノウハウを家庭でも!コスト0円遊びの実践アイデア
家庭でも手軽にできる、保育園で日常的に行っている遊びを紹介します。
公園遊び
近所の公園に行き、滑り台やブランコ、砂場で遊びましょう。
公園なんていつも行っていると思うかもしれませんが、保育園の子どもたちが一番好きな遊びの一つがお散歩です。
「明日は◯◯組さんと一緒にお散歩にいきましょう」と言うと、「うわぁー!」と喜んでくれます。
「明日は◯◯組さんと一緒にお散歩にいきましょう」と言うと、「うわぁー!」と喜んでくれます。
子どもたちにとって、一緒に行くお友達や天気、行った先で会う友達が違うだけで新しい発見になるのですね。
リサイクル材料を使った工作
家にある使わない段ボールや新聞紙、お菓子の箱などを使って工作をしましょう。例えば、段ボール箱で城や車を作ったりします。
保育園では廃材遊びなどと呼んでいますよ。
年中や年長さんなどハサミやセロテープを使える年齢になると、廃材を自分で選んで好きなおもちゃを作って遊べるようになります。廃材はホイルの芯や卵の空きパックなど何でもOK。
作るもののテーマは自由で好きなものを作っていますよ。
新聞紙破り
新聞紙や紙を破るのは手先を動かして脳を刺激する良い運動になるため、保育園の特に0-1歳児クラスなどで、新聞紙破りの遊びをすることがあります。
子どもと一緒に自由に新聞紙をビリビリーと破ったあとは、破った新聞紙を頭から振らせて「桜吹雪だー!」「雪が降ってきたー!」と大はしゃぎ。
そろそろ給食の時間だというタイミングで、大きな袋に破った新聞紙を入れて片付けつつ、大きな新聞紙ボールを作ります。新聞紙ボールで遊び終わったら活動終了です。
ハンカチ遊び
保育園でぬいぐるみ遊びをするとき、箱にはぬいぐるみといっしょに大量のハンカチやバンダナ、巾着袋などが入っています。
ポイントはバンダナや袋が1枚ではなく、大量にあること。
ぬいぐるみにバンダナをかけて、トントン・・ぬいぐるみのパンダを寝かしつけしてくれているようです。
また、バンダナを肩にかけてアンパンマンに変身している子もいます。
バンダナに大量のバンダナを包んでお弁当を作っている子もいます。
2-3歳になると紐の結び方に興味を持ち、教えればできるようになる子もいるので、バンダナ遊びで紐の縛り方を教えるのはおすすめです。
キッチンでお料理
子供たちと一緒に料理を作りましょう。保育園では食育活動と呼んでいます。
料理といっても難しいものである必要はありません。保育園で3歳児クラスなどで最初の食育で取り組むのが、玉ねぎの皮むき・こんにゃくちぎり、きのこほぐしなどです。
特にこんにゃくちぎりなどは家庭でもなかなかする機会がなく、こんにゃくの不思議な感触を体験できる良い感覚遊びにもなっています。
子供たちに協力してもらいながら料理をすることで、食べ物に対する興味や知識が深まります。
ダンス
音楽をかけて、家の中でダンスを楽しみます。 保育園でも毎朝、合同保育から各クラスでの保育に移る前や夕方など、5分~10分程度ダンスをしていますよ。
曲は毎日変える必要はありません。また、踊りを正確に覚える必要はなく、なんとなくの動作で大丈夫です。
絵本劇場
お気に入りの絵本を使って、家の中で劇を演じます。演じるために特別な準備は必要ありません。白雪姫のお話を知っている子ならば、りんごを食べるときに「白雪姫や、おいしいりんごをお食べ」と悪の女王になりきってりんごを手渡してみましょう。
りんごをかじった途端に白雪姫になりきって、「ううっ」と演じてくれるかもしれません。
保育園でも発表会を開きますが、物語を演じることで想像力や表現力を育むという目的があります。
室内キャンプ
テーブルや椅子を使って部屋の中でキャンプをしましょう。布や毛布でテントを作り、おもちゃの動物や人形を一緒に連れてキャンプ気分を楽しみます。
子どもたちは隠れ家や潜れる場所が大好き。大きなダンボールを1つ置いておくだけで、喜んで入っていきキャンプごっこがはじまります。
子どもと遊ぶときのポイント
ポイントは、大人が監視役になるのではなく、子どもと一緒に遊ぶことです。
親が子供たちと一緒に遊び、体験を共有することが大切ですよ。
子どもと一緒に遊ぶこと自体が良いコミュニケーションになり信頼関係を作るために大きな役割を果たします。
まとめ
現役保育士が実際にやっている、手軽にかつコスト0円で家庭でもできる遊びのアイデアをご紹介してきました。
遊びというと「予算をかけてどこかに外出しなくては」と思いがちですが、子どもたちは身近な物を使って遊ぶ天才ですので、心配しないでくださいね。
関連記事をチェックする