共働きの現役保育士です。
主に0-1歳児クラスで給食時に使う食事用エプロン。
先生たちがどのように給食の補助をしているのか段取りが分からないこともあり、どんなエプロンが良いのか迷ってしまいますね。
今回は、現役の保育士目線で食事用エプロンのありがちな買い間違い例を紹介していきます。
無駄な買い物をしないように是非チェックしてみてくださいね。
ボタンタイプを買ってしまう
保育園用の食事用エプロンを購入するときは、留め具の形状にまず注目です。
エプロンの留め具はボタンタイプと面ファスナータイプと主に2種類あります。
給食用としては面ファスナータイプを是非選んでください。
理由は、保育園では1歳児クラスになると自分でエプロンを着用するという活動を行うからです。保育園では身の回りのことを自分で行うことを早くから教えることはあまり知られていません。
ボタンタイプのエプロンは自分で着脱がしにくいため、保育園の先生が「◯◯くん、面ファスナーにして欲しいなあ」とぼやくことがあります。
袖付きを買ってしまう
衣服を完全に守る、袖付きの食事用エプロンがありますが、保育園用としては全くおすすめしません。
理由は、着せにくい・脱がしにくい・子どもが自分で着脱しにくいの3点につきます。
服が食事で汚れるのを防ぎたい気持ちも分かりますが、汚れれば保育園でも着替えます。少しでも食べ物が服につくのが嫌という服を保育園に来てくるべきではありません。
袖付きの食事用エプロンは、袖が長いのでガサガサして子どもたちも食べにくそう。全くおすすめしません。
選定ポイント:面ファスナー・サイズ大きめ・ガサガサしない・洗濯機で洗える。食事用エプロンは100均でも販売していますが、サイズが小さい・面ファスナーが弱いのが保育士目線では困る点です。
シリコンエプロンを買ってしまう
シリコンタイプのエプロンでは留め具がだいたい、穴に引っ掛けるタイプになっています。
穴に引っ掛けて着用することは子どもには難しく、エプロン着脱の活動に支障が出てきます。
また、シリコンタイプはビニールや布タイプと比べて重たいので、つけるのを嫌がる子が多いように感じます。
選定ポイント:シリコンタイプのようにポケット部分が立体的な方が良いならこちらのネオプレン素材のエプロンの方をおすすめしたいです。
保育園のエプロンは数ヶ月で汚くなるので頻繁に買い替えることになります。このエプロンは筆者の勤務園の数名の子が使っており、みんな丸1年使っています。
面ファスナーが強力で、月齢が低いうちは剥がすときに補助が必要ですが、食べている途中にエプロンが落下することがありません。
マジックテープが横タイプを買ってしまう
自分自身で着脱しやすいよう、下図のように面ファスナーが右肩よりについているエプロンがあります。
横タイプ、一見付けやすそうですが右肩まで留め紐を回すという動作が難しいようで、エプロン付けに四苦八苦している子が少なくありません。
特に左利きの子の場合、面ファスナーが右肩についているタイプはおすすめではありません。
まとめ
現役の保育士目線でありがちな保育園用エプロンの買い間違い例を紹介してきました。
保育園では家庭とは異なりマンツーマンで介助することが難しいため、着脱がしやすいエプロンであることが求められています。
家庭での食事と保育園の給食とでは、食べ方が異なることに是非注目してくださいね。
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