共働きの現役保育士です。
保育園や幼稚園に通う子がどこから覚えて来たのか発する「べろべろべー」。
「べろべろばー」ではなく「べろべろべー」です。
筆者が勤務する保育園でも毎日聞く「べろべろべぇー」。
先日、筆者の居住地とは300km離れた県でも「べろべろべぇー」を言う子を見る機会がありました。
「べろべろべぇーは全国区?!」と驚愕したのです。
「べろべろべぇー」がどこからやってきたのか、現役保育士だからこそ気づけた語源を紹介しましょう。
「べろべろべー」の意味と使い方
まず、べろべろべー(ベロベロベー)の使い方を紹介しましょう。
「べろべろべーだ」
「おやつ食べちゃったよ、べろべろべぇー」
「残念でした、べろべろべー」
「これから遊びに行くんだよ、べろべろべぇー」
こんな感じです。
この「べろべろべぇー」意味は「べろべろばー」と同じで、からかう程ではないけれどちょっと自己主張をしたい、相手を挑発したい、そんなときに使います。
意味なく使われていることもあります。
「べろべろばー」じゃなくて?家ではそんな言葉教えていないのになぜ?
と思うかもしれませんね。
「べろべろべー」はどこから来た?語源
子どもが言う「べろべろべぇー」がどこからやってきたのか、現役保育士だからこそ気づけた語源を紹介しましょう。
2002年から活動している亀山達矢さんと中川敦子さんによるユニット「tupera tupera(ツペラ ツペラ)」。
絵本の執筆だけではなく、イラストレーションや舞台美術なども手掛けていらっしゃいます。
絵本においては、子どもが喜ぶ鮮やかな色彩とこれまでの絵本になかった斬新な構成で、園児たちが大好きな絵本作家さんの一人(ユニット)です。
そんなtupera tuperaさんの絵本の代表作のひとつがこちら、「こわめっこしましょ」。
5歳児に読み聞かせすれば大笑い。
1-2歳児に読み聞かせすれば、大号泣で昼寝前の読み聞かせでは使用禁止レベル。
とにかく園児を惹きつけてやまない絵本なのです。
「にらめっこ」ではなく「こわめっこ」をしようという可愛いおばけさん。
ないたらまけよ ベロベロ・・・
ついに出ました。
「べろべろべぇー。」
保育園児が言うべろべろべぇーの語源はこれしかない、確信です。
保育園でも良く読んでいるものね。
tupera tuperaさんの絵本「こわめっこしましょ」でした!
子どもだけではなく、べろべろと言えば「ばー」に決まってると思いこんでいる世代が読んでも面白いです。
まとめ
保育園や幼稚園に通う子がどこから覚えて来たのか発する「べろべろべー(ベロベロベー)」がどこからやってきたのか、現役保育士だからこそ気づけた語源を紹介してきました。
このようなちょっとした言葉からも、保育園の子どもたちが一生懸命、絵本の読み聞かせに反応してくれていることがうかがい知れて嬉しくなります。
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