保育園準備で意外と悩むのが「下着選び」。
洋服ほど目立たないため後回しになりがちですが、実は保育園では毎日何度も着替えるため、下着の選び方ひとつで子どもの過ごしやすさも、保育士の着替え補助のしやすさも大きく変わります。
実際、保育士として働いていると、
- 「可愛いと思って買ったけど保育園では不便だった」
- 「先生からロンパースは避けてと言われた」
- 「冬用に長袖肌着を買ったら逆に暑そうだった」
というケースをよく見かけます。
この記事では、現役保育士目線で、
- 保育園でありがちな下着の買い間違い
- 保育士的に助かる下着
- 子ども自身が着替えやすい下着
を分かりやすく解説します。
保育園の下着は「家庭用」と選び方が違う
保育園では毎日何度も着替える
食事・外遊び・汗・トイトレなど、保育園では1日に何回も着替えます。
そのため保育園の下着は、
- 着替えやすい
- 動きやすい
- 子どもが自分で扱いやすい
ことがとても重要です。
「可愛い」より「扱いやすい」が大事
家庭では問題なくても、集団生活では不便になる下着があります。
特に0〜2歳児クラスでは、保育士が複数人を同時に着替えさせるため、
- ボタンが多い
- 飾りが多い
- 着脱しにくい
タイプは、どうしても負担になりやすいです。
ロンパースを買ってしまう
保育園でロンパース禁止が多い理由
- 着替えに時間がかかる
- 子ども自身で脱ぎ着しにくい
ためです。
特に1歳後半以降は、自分で衣服を着脱する練習も始まるため、セパレート型肌着を推奨する園が多いです。
なお、保育園がロンパース禁止と言う理由については、次の記事で詳しく説明しています。
「保育園でロンパース禁止と言われる理由」はこちら
▶保育園でロンパース禁止と言われたけどなぜ?
どうしてもロンパースなら“ボタン2つ”がおすすめ
どうしてもロンパース型が良いということであれば、留めるボタンが3つではなく2つタイプがおすすめ。
選定ポイント:股下2つボタン。ロンパース型下着は大半が股下ボタンは3つです。
3つが2つになるだけで大幅に着替え時間が短縮になります。
でも、2つボタンの下着はあまり流通していないのが惜しいところです。
子供目線でも3つより2つボタンの方が足が動かしやすいですね。
長袖を買ってしまう
長袖肌着は袖がぐちゃぐちゃになりやすい

子ども自身で着替える際、
- 下着の袖が中で丸まる
- 手が通らない
- イライラする
というケースが本当に多いです。
保育園は冬でも意外と暑い
- 暖房
- 室内遊び
- 活動量の多さ
で汗をかく子も多いため、冬でも半袖肌着を推奨する園がかなりあります。
選定ポイント:半袖下着であることに加え、襟ぐりが大きいので自分で着やすい。
また、チクチクしないようにタグが外側についている。
通常タグが外に付いているタイプは裏表が分かりにくいがこの下着は首袖周りにパイピングがしてあるので子どもでも裏表が分かりやすい。
大きな飾り付きを買ってしまう
フリル・ボタンは意外と不便
- 午睡時に痛い
- 活動しにくい
- 洗濯で取れやすい
- 誤食リスク
などがあります。
子ども自身が嫌がることもある
例えば、見た目は可愛いこんな下着。

着心地が悪いので保育園の下着としてはおすすめしません。
「チクチクする」
「寝にくい」
「これ嫌」
と脱ぎたがる子も実際にいます。
分厚すぎるトイトレパンツを買ってしまう
厚手タイプは“漏れた感覚”が分かりにくい
トイトレでは、
「濡れて気持ち悪い」
という感覚も大切です。
そのため、保育園では
- 薄手トイトレパンツ
- 普通のパンツ
を勧められるケースも多いです。
保育士は漏れる前提で対応している
保育士側は、トイトレ中は漏れて当然と思っています。
- 着替え
- 消毒
- 洗濯物対応
を想定しています。
そのため「漏れないパンツ」を優先しすぎなくても大丈夫ですよ。
選定ポイント:保育園でトイトレ期に履くパンツなら厚さよりも子どもが好きなキャラ付きが超ポイントだと感じます。
「せんせー、はやぶさ!」「せんせー、キティちゃん!」と見せてくれながら、嫌がらずにパンツに履き替えてくれるので保育士としてはありがたいです。
保育士目線で助かる「保育園向け下着」の特徴
襟ぐりが広い
自分で頭を通しやすい。
袖なし
春夏はノースリーブ、秋冬でも半袖。
名前を書きやすい
タグが小さいと地味に困ります。
保育園で下着がなくなるって本当?
▶保育園で服がなくなる理由
前後ろが分かりやすい
前側に絵が描いてあると子どもも分かりやすい。
保育園の持ち物全体についてはこちら
▶保育園の持ち物一覧
保育園の下着にまつわるQ&A
保育園では下着なしでも大丈夫?
下着を買う前にそもそも下着自体を着せないというお家もあります。
特に夏場。
体感では15家庭に1家庭くらいの割合で下着を着ていない子がいます。
暑いですからね。
衛生面からは夏でも下着を着用するのが望ましいですが、保育園で下着を着ていなかったからといって咎めたりはしませんよ。
「あれ、〇〇ちゃんの下着が見つからないぞ。」「ああ、〇〇ちゃんは下着着ない派だから大丈夫ですよ。」といった会話は、保育士の間であるあるです。
保育園でのパンツのおすすめは?
保育園で履くパンツは、ボクサータイプでもブリーフタイプでも、好きなパンツで大丈夫ですよ。
子どもが好きなキャラクターや柄が入っているパンツがおすすめです。

せんせー、今日のパンツ、ドクターイエロー。
といったように、朝のおはようの挨拶よりも先に今日のパンツについてお話してくれる子も多いです。
好きな柄やキャラの新しいパンツは、嬉しいことが伝わってきます。
「〇〇くーん、トイレにお座りしてからパウパト履こうね!」
「〇〇ちゃん、ママが今日キティちゃんにしてくれたから履いてみよう!」
こんな感じで、子どもが選んだ好きなパンツは、保育園でもトイトレのモチベーションを上げるのに一役買っています。
下着は何枚必要?
保育園用としては、
- 夏:5〜7枚
- 冬:4〜6枚
くらいあると安心です。
トイトレ期はさらに多めがおすすめ。
下着以外の持ち物の選び方については
▶保育園準備で買ってよかった物まとめ
まとめ
保育園用の下着は、つい「可愛さ」や「家での使いやすさ」で選びがちですが、実際には、
- 着替えやすさ
- 動きやすさ
- 子ども自身の扱いやすさ
- 集団生活での過ごしやすさ
がとても重要です。
特に、
- ロンパース
- 長袖肌着
- 飾り付き下着
- 分厚すぎるトイトレパンツ
は、買ってから「保育園では使いにくかった…」となりやすいポイント。
保育園用としては、
「子どもが自分で着替えやすいか」
「毎日の保育で扱いやすいか」
を基準に選ぶのがおすすめです。
毎日使う物だからこそ、子ども自身が快適に過ごせる下着を選んであげてくださいね。


