保育士としては嫌な一方、保護者の気持ちも分かるため、今回はボイスレコーダーのおすすめの隠し場所とNGな場所とを紹介します。
また、筆者は法の専門家ではないため、録音行為の是非については自己判断・自己責任でお願いします。
ボイスレコーダーを見つかりにくく仕込む方法
現役保育士がボイスレコーダーを見つかりにくく設置する方法を明かします。
リュックのポケット内に入れる
1歳児クラス以上であれば子ども用リュック、0歳児であればママバッグなどを登園時に持ってきて、ロッカーやカバン掛けなどに掛けておく保育園が多いはずです。
リュックやママバッグの内ポケットかジッパー付き外ポケットの中にレコーダーを入れておくと先生にバレにくいです。
こんな感じのリュックを持ってきている子が多いですが、外ポケット内にボイスレコーダーを入れる感じです。
身支度を自分でできない0歳児・1歳児では、先生が頻繁にリュック・ママバッグ内に物を出し入れしますが、内ポケットやサブポケットまでは用事がない限りわざわざ開けません。
開ける余裕もないです。
ただし、ポケットといってもいつも連絡帳などを入れるのに使っているポケットなどは、先生たちも開けることがあるため、普段使っていないポケットにしましょう。
また、リュックやバッグは新しいものではなく、いつも使っているものであることがポイントです。
ちなみに、リュックやバッグなどのカバン掛けを常時廊下に出してしまっている保育園の場合は、この方法は意味がありません。
サブバッグの内側に入れる
リュックやママバッグの他に、汚れ物などを入れるためにサブの手提げ袋を用意する保育園もあるでしょう。
サブの手提げ袋内も隠し場所としてはおすすめです。
汚れ物入れ用のサブバッグは、子どもが頻繁に使うものです。
よって、降園時間帯は帰りやすいように廊下に出していても、日中は保育室内においておくことが多くなります。
メインのリュックを日中は廊下に出しっぱなしという保育園では有効でしょう。
お守り袋の中
リュックにキーホルダーを付けることを禁止している保育園でも、お守り袋はOKとしている場合が多いです。
保育園の先生は、お守り袋の中身までは開けて見ないためレコーダーの隠し場所としてはおすすめです。
少なくとも筆者は一度も園児のお守り袋を開けたことがありません。
開ける理由も時間もありません。
ただし、ある日突然お守り袋を付けてきた場合、園児と「◯◯ちゃん、▲▲神社に行ったんだね」などと会話がはじまることも多く悪目立ちするため、いつも付けているお守り袋にすることがポイントです。
お守りはこんな感じのごく普通の見た目の物がおすすめです。
珍しい形のお守りだと他の子どもが気になって触りに来ます。
ボイスレコーダーを隠すのにおすすめできない方法
録音品質にこだわると子どもに身に着けさせようとしますが、おすすめはできない方法です。
子どもの首に下げる
子どもの様子をよく録音しようとすると首に下げるという方法を思いつきますが、保育園の先生には速攻バレます。
そして、外されます。
首がしまってしまう可能性があるため、日頃から保育園では紐状のものはたとえおままごと用具であっても外すように徹底します。
首にレコーダーを下げてもメリットなしです。
録音品質にこだわりたい気持ちは分かりますが、隠し撮りが先生に知られた場合は最悪の事態となりますので、子どもの首に下げるのはおすすめしません。
子どもの衣服に身につける
首に下げる他、ズボンのポケットに入れるなど子どもの衣服にレコーダーを忍ばせるのもおすすめしません。
保育園では頻繁に着替える上、先生たちは体調不良がないかの視診等で衣服をめくって確認することを頻繁に行っています。
おねしょなどがあれば、服を水道で手洗いしたり洗濯機で回したりもします。
自分で衣類の管理をするようになる3歳児クラス以上であれば、服にレコーダーが付いていても先生たちは気が付かないかもしれません。
それ以下の年齢であれば、筆者なら速攻気が付きますね。
子どもの衣類に縫い付ける
ポケットに入れるなどではなく子どもの衣類に縫い付ける方法も、お勧めしません。
見た目上はボイスレコーダーが見つかりにくくはなりますが、着ていてゴツゴツするなど子どもが不快に感じたときに「せんせー、服に何かついてる」と報告してくれるでしょう。
また、お話ができない年齢でも、先生が身辺介助をするときに触って感触でレコーダーを見つけてしまいます。
また、お漏らしをしたときや泥遊びで汚れたときなどは、先生が服を洗濯します。
せっかく付けたレコーダーが壊れてしまい、意味がありません。
ロッカー内など保育園の備品に取り付ける
ロッカーの奥など保育園の備品にレコーダーを貼り付けた場合、おそらくバレないと思います。
ただし、低月齢のクラスではロッカーなどに入って遊んでしまう子どもも多く、先生たちは、その子をロッカーの外へと促すためにロッカーを下から覗き込むような体勢になることが多々あります。
保育園の先生たちは、子どもの目線に合わせるために基本的に低位置の姿勢でいることが多いです。
保育士は、目線が他の仕事よりも下にあることが多い職業であることは意外と盲点です。
保育園での録音用ボイスレコーダーの条件
保育園での録音に適したレコーダーの条件は、会議の録音の場合と異なります。
再生ボタンが簡単に押せない
カバンなどにレコーダーを入れておく場合、不用意に再生ボタンが押されてしまわないよう配慮する必要があります。
保育園では、小さい子がカバンや持ち物の上に乗ってしまうことがあり、意図せずレコーダーが操作されてしま可能性があります。
登園から降園までの時間録音可能
朝保育園の門をくぐる前にボイスレコーダーのスイッチをON、夕方降園し保育園の門を出た後にスイッチOFFできる程度長時間録音できるボイスレコーダーが良いです。
保育園内でスイッチONなどしているとバレます。
最近のボイスレコーダーはいずれも長時間録音が可能ですが、保育園での録音目的であれば最低12時間録音可能であれば十分でしょう。
万が一バレても違和感がない
万が一、レコーダーが先生に見られたとしても違和感がない形のボイスレコーダーもおすすめです。
パッと見でレコーダーと分かる形状よりは、ペン型など一瞬ではレコーダーと分かりにくい機種などです。
保護者が連絡帳に記入する際に混入してしまったのか、園児のリュックに保護者のペンが入りっぱなしになっていることはかなりの頻度であります。
万が一、レコーダーが先生に見られたとしても、「ああ、ペンか」とスルーしてくれるでしょう。
ボイスレコーダーがバレたときは
- 何事もなかったように通園を続ける
- 転園する
何事もなかったように通園する
一度もボイスレコーダーを発見したことはありませんが。
隠し撮りされるのは不快なので、また録音されたらと気が気ではないですから。
転園する
上下の関係ではなく信頼関係があることがすべてです。
まとめ
保育園でこっそり録音したい場合のボイスレコーダーの隠し方を紹介しました。
現役の保育士である筆者の立場では、隠し撮りは全くおすすめしませんし、保育士としても止めてほしいです。本当に嫌です。
また、筆者は法の専門家ではないため、隠し撮り行為の是非については自己判断・自己責任でお願いします。
いきなりこっそり録音するのではなく、園庭の様子を伺うなど園内の様子を知る方法はいくらでもありますので、まずはあらゆる手段を試すことをおすすめします。
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