ニュースやSNSで「不適切保育」「園での事故」「保育のずさんさ」などを目にすると、胸がざわついたり、不安を感じることがありますよね。
現役保育士として、こうした報道を見たあとの“正直な感情”に寄り添いたいと思い、この記事を書きました。
これは、結論を急いで出す記事ではありません。
まずは気持ちを落ち着けて、不安の根っこを整理するための読み物としてお使いください。
そして、いくつかの視点を踏まえたうえで、「自分と子どもにとって何が必要か?」を一緒に考えていきましょう。
不安になるのは「正常な反応」です
不適切保育や事故の報道は、意図的に強い言葉やショッキングな映像を使って伝えられることが多く、脳はそれを「自分ごと」として受け取ってしまうものです。
不安・恐怖・怒り・目が離せない気持ち…。
これらは、親として子どもを守りたいという本能による反応であり、決して“間違った感情”ではありません。
まずは自分の気持ちに「そう思うのは当たり前だ」と言ってあげましょう。
報道される事例は「一部」であること
テレビやネットのニュースは、インパクトのある事例を取り上げやすいため、どうしても“極端なケース”が注目されがちです。
しかし、日本全国には多くの保育園があり、日々丁寧に子どもたちを見守っている園もたくさんあります。
不適切な事例があるからといって、すべての園が危険というわけではありません。
いくつかの事実を交えると、報道と現場は必ずしも一致しないことが多いです。
まずは「自分の価値観」を整理する
不安が強いとき、つい人と比較したり「正しい答え」を探してしまいます。
でも、家庭ごとに価値観もライフスタイルも違います。
まずは次の3つを考えてみましょう:
- 私は何に一番不安を感じているのか
- 子どもの安全・安心のためにできることは何か
- 今の状況で無理なく続けられる対応は何か
この3つの軸を整理すると、感情的ではなく“自分なりの答え”が見えやすくなります。
保育園選び・園との向き合い方を考える
不安を感じたとき、まず確認したいこと
不適切保育や事故のニュースを見たあとに多い思考が
「すぐにでも転園するべきか?」
「今すぐ園長に抗議すべきか?」
という“急進思考”です。
でも、まず必要なのは「感情」と「事実」を切り分けること。
それには客観的な情報と、日常の中で子どもを観察することが役に立ちます。
- 連絡帳から見える日々の様子
- 子どもの表情や笑顔
- 園での具体的な出来事
これらを整理すると、不安だけでなく“現実の姿”も見えるようになります。
園選びで後悔しないための視点
例えば、保育園を選ぶときに見るべきポイントは、
- 施設の衛生、設備
- 保育士の人数・職歴
- 園児たちが安心して遊んでいる様子
などです。
その他、保育園の外からは見えにくい、こんな保育園児や保育士の実態もあります。
▶卒園間近に気が付く保育園児の特長
「失敗したかも」と感じたときの考え方
「不安の根っこ」を整理したい方はこちらの記事も参考になります:
不安が強いときほど「生活の余裕」が大切
親の余裕が子どもの安心につながる理由
ニュースが強烈なほど、親は“すべてを失う妄想”に駆られがちです。
それを防ぐためには“安心材料”を少しずつ積み上げることが大切です。
例えば:
- 園との信頼関係を一つずつ確認する
- 保育士により保育観が異なることを知る
- 親自身の余裕(体力・気持ち)を守る
親が余裕を失わないことは、子どもを守るための最大の基盤でもあります。
毎日の負担を減らすための現実的な選択肢
親自身に余裕があるときは、子どものことも保育園のことも客観的に分析できることが多いですね。
仕事を終えて、子どもを迎えに行った後の夕方が負担のピークです。
- 食事準備の負担が大きい
- 家事・片付けまで回らない
という悩みが増える中、「心を保てる余裕を持とう」と思っても、実際は難しいものです。
安心材料を増やし、親自身が余裕を確保するために、まずは「頼れる選択肢を持つ」という考え方もあります。
詳しくは次の記事をご覧ください:
▶ 幼児食作りの負担を減らす
▶大人用の夕食作りが負担なとき
▶ 家事自体が重荷な場合
まとめ|不安なときこそ、立ち止まって考えていい
不適切保育や事故のニュースを見て不安になることは、人として、親としてごく自然な反応です。
ただし、
- 感情と事実を切り分ける
- 日常の中の安心材料を積み上げる
- 家庭でできることを一つずつ進める
というプロセスは、あなたとお子さんを守る力になります。
まずは“落ち着いて考える”ことを、今日の一歩として受け止めてください。

